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今年はどの方角に向かって「恵方巻き」かぶりつけばいいの?
今回は前回も話題にさせていただいた、「恵方位」についてです。
最近は「節分」にあわせて、「恵方巻き」を食べる人が増えてきました。
スーパーやコンビニでは「節分」の日に、「恵方巻き」のコーナーを作り、入れる具材を変えて、何種類かの「恵方巻き」を並べて、それを多くの人が手に取り買っていきます。
「恵方巻き」を食べるときは、その年の「恵方」に向かって無言で食べ、そのとき自分の今年の抱負や実現したいことを心で願います。
「恵方」には、「歳神様」がいらっしゃり、その「歳神様」に対して、願いを届けるのです。
この「恵方」は年によって方位が変わります。
今年2025年の恵方位は、西南西やや西(西から15°南)になります。
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この恵方にはちゃんと決まりがあります。
今年は西暦でいうと2025年ですが、旧暦では乙巳(きのと‐み)の年になります。
この乙巳の乙は干(かん)といい、10個あります。
甲 きのえ
乙 きのと
丙 ひのえ
丁 ひのと
戊 つちのえ
己 つちのと
庚 かのえ
辛 かのと
壬 みずのえ
癸 みずのと
上記の10個の干に、みなさんご存じんの12個の支を組合わせて、年ができあがります。
子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、
巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)
戌(いぬ)、亥(いのしし)
今年はその、乙(きのと)と巳(み)が組み合わさった乙巳(きのと‐み)の年になるのです。
ちなみに、前年2024年はひとつまえの甲(きのえ)と辰(たつ)が組み合った甲辰(きのえ‐たつ)の年でした。この前年の恵方位は「東北東」でした。
前述のとおり、その年、その年の恵方位はきまっており、それは以下のとおりです。
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今年は乙巳の年なので、上記の表のとおり「西南西」が恵方位となります。
※ 方位には「乙」の方位がありますが、恵方位はそのとおりにならないの
で注意。
しかし、グレゴリオ暦=太陽暦をつかっている現代人にとっては、旧暦で
今年は何年かと言われてもピンときませんよね。
そんな現代人でも今年の恵方位はどちらかが、簡単にわかる方法があります。それは次の通りです。
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これは、干が10個で、また西暦も10年ごとに下1桁がかわるので、下1桁に干を当てはめることができ、その年の下1桁を見ればどの方位が今年の
「恵方位」かがわかるようになるのです。
今年は2025年で下1桁が「5」ですので、恵方位は「西南西」とわかります。
よって、今年の節分である2月2日(日)には、わたしたちは西南西やや西
(西から15°南)に向けて「恵方巻き」をかぶりつくことになります。
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続きます。ここまで読んでいただきありがとうございます。では、また✋