365日ライカ:088 料理写真のJPEGとRAW比較
最近JPEGとRAWについての話題が続いていたので、今回はプライベートで撮影した料理写真を題材に、JPEG撮って出しとRAW現像の比較をしてみようと思います。
撮影はすべてライカQ2で、JPEG設定はビビッド。RAW現像に関しては基本のパラメーター調整だけで、マスク処理はしていません。
Leica Q2(JPEG)
Leica Q2(RAW)
やはり料理写真の基本は「明るめ」ですね。
少し明るめに撮影しているつもりでも現像時には「まだまだ全然明るくできるな」と感じます。
Leica Q2(JPEG)
Leica Q2(RAW)
白いアイスをいじるのではなく、環境を美しく見せつつ、ビネットで中心に視線を集める処理をしています。
Leica Q2(JPEG)
Leica Q2(RAW)
ライカQ2は最新のカメラにしてはノイズが多め。これはISO6400で撮影した写真なので、まずノイズを少し軽減しました。
ほぼ単色の料理のため調整が難しいのですが、少し明るめにしつつコントラストでシャープ感を強調。料理が多少浮き上がった見えるように現像しました。
Leica Q2(JPEG)
Leica Q2(RAW)
お店はかなり暗いバー。JPEGの方が見た目の雰囲気に近いのですが、さすがに料理の印象が良くないので明るくしました。
ぱっと見はRAW現像の方が良さそうに感じますが、明るくしたことによってハイライトが目立たなくなり、茹でたての稲庭うどんが持つぬめりが薄まっているのがちょっと残念です。
Leica Q2(JPEG)
Leica Q2(RAW)
最後はいちばんオーソドックスな処理。
露出を上げてからハイライトを下げて白飛びを抑え、コントラストを上げて全体の雰囲気を調整。最後に彩度を上げて、不自然にならない範囲でインパクトを狙いました。
しっかり仕上げる場合、マスクや色別のHSL調整もしますが、基本はこれらとホワイトバランス調整だけでいいと思います。
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