【TSUKINOTSUDOi】…(推し3つめ)~無意味から有意味が産まれることを教えてくれた香り~
前回は推し2つめの紹介をした。
今日は、3つ目。
▼働く場所薫香サポート
私が、香りにのめり込んでいったのは、5~6年前のこと。きっかけは、心が風邪をひいていたから。
2015年5月、私は自分の生死をかけるほどの大きな衝撃を受けた。そこから、答えの出ない問いかけを自身にやりだし、長いこと抜けだせない闇の中にいた。
答えが出ない問いかけをずっとし続け、最終的にメンタル不調に陥り、なんとかそこから抜け出したい一心で、毎日浴槽に岩塩と精油(フランキンセンス)を入れ、入浴と潜水を365日続けた。不思議とこの行動が自身の心を落ち着かせる事となり、少しずつ、闇から抜け出す力を蓄え、前を向き歩いていけるようになったのだ。
なぜ、この動きを取ったのか?理由はとてもシンプルで、中高のアロマ好きな友達から、バスソルトと精油を使って入浴する時間が癒しになることを教えてもらった。友達との何気ない会話の中で拾い上げ、自分の動きへ繋げていっただけで、深く考えて始めたことではなかった。なんでもいいから、とにかく必死だったことを思い出す。
ところが、塩と精油、この組み合わせが驚くほどの効果をもたらしてくれた。そして、例の如く、なんでだ?と考え、アロマテラピーに関する学びを始めた。本屋で参考書を手に入れ、アロマテラピー1級の試験を受け、科学的な分野からの香りに関する本も読み漁った。
読めば読む程、香りにハマっていった。そして、アロマハンドセラピストやアロマブレンドデザインやらと、香りに関する次なる資格を取得していった。日々の暮らしに香りを取り入れ生きていきたい!この想いが、花の仕事へ向かわせ、私の身体を動かし続けた原動力となった。
だから、今回のこのプロジェクトの中に、なくてはならないものなのだ。
こう言っても過言ではない。
☽
薫香、この文字には、私の名前の一文字が組み込まれている。
薫子、薫る子、この世界でどんどん自分を薫らせていきたい。
死を凝視続けることで、生の意味を産みだせたように、無意味を考え抜くことが結局は、有意味に繋がっている事を知った。この世界は陰陽、表裏一体、その言葉の意味が知識と経験の上乗せで納得することができたのだった。
香りは目に見えない。しかし、必ず、香りが自分を動かし続けてくれる。頭で考えると勇気が出ず行動できないことでも、香りが自身の奥深いところにいるもう一人の自分を起こしてくれる。
香りに関する知識に経験が上乗せされ知ったことだ。