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工事現場で感じた「体感」の大切さ

今週は出張で大阪と兵庫県に行ってきました。

いくつかの病院移転案件の商談があるので、それらに同席させて頂き病院建築までの流れを学ぶためです。

現地の営業の方々に同行させて頂きました。

夜は歓迎会まで開いて頂き仕事の貴重な話が聞けました。やはり直接会って話を聞くのが一番勉強になるしモチベーションになります。

また合間には会社が設計施工している病院に伺って運用状況をヒアリングしたり、工事中の病院の現場にも入らせて頂きました。

私が入社する以前は、中途入社の社員も研修を兼ねて工事中の現場で3ヶ月ほど現場事務をしていたそうです。

しかし幸か不幸かコロナもあり、私の世代から現場研修がなくなってしまいました。

仕事を初めてからは工事受注に忙しく、工事現場に行くこともなかったので、ようやく工事現場を見学にありつけました。

案内してくれたのは入社5年目の方でしたが、建築士からの細かい質問にも答えており、建物全体の進捗や完成イメージをしっかり理解されていました。

最近都内の現場は大型化しており、現場監督や各工程の責任者になることが大変難しくなっているそうです。

その方は地方都市で沢山現場経験を積んで、将来は現場監督になりたいと仰っていました。

私より年下の方がたくましく仕事されているのを見るだけでも刺激になりました。

初めてヘルメットを被り現場に入ると「壮大な手作り感」を感じました。

壁や天井の至る所には青や赤のマーカーで配管位置の書き込みがされており、本当に細かいスケジュールで少しづつ立ち上がっていきます。

数百億円規模の大きな現場ですが、全てミリ単位で作っています。

ACLという軽量気泡コンクリートを板状に整形した建材を設置しているところを見ることができました。

「鉄骨の方がスパンが長く取れるので、改修のときやり易い」「柱を飛ばすために鉄骨にする」と前に先輩が言っているのを聞いたことがあり「??」と思ったことがありました。

そのときは意味が掴めなかったものが、明確にイメージが湧きました。

仮設の足場で8階まで上がると、風で揺れているので、足がすくみましたが作業されている方々は本当にテキパキと仕事をされていました。

これまで自分なりに調べて知識としては知っていてもイメージがわかなかったのですが、実際に見ると全然違います。 

現場を見ると本当に施工する方々の凄さを感じます。
私の会社は代々工事長経験者が社長になっているのですが、そのワケがわかった気がします。

こういう実体験をこれからも沢山経験して、建築や会社に対する理解を深めたいと思いました。

まとめ
対面、体感は迫力や得るものが全然違う!
時間かかるけどアナログが一番!

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hospital architecture note
mail:07jp1080@gmail.com
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