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「風」って何?みりん風調味料

みりんはすごい!
みりんには、素材の良い面引き出す、和食には欠かせない調理効果がある。

みりんの調理効果

①上品な甘みをつける
②照りとツヤを出す
③味を染みこみやすくする
④煮崩れを防ぐ
⑤臭みをとる
⑥良い香りを生み出す

「みりんの変わりに酒+砂糖で代用」派の方もいるけれど、みりん特有の調理効果があるから、上手に取り入れたい。
みりんはお料理を格段に美味しくしてくれる!

ただし!

本来のみりんであれば。の話。

みりんは伝統調味料の中でも、「本来のもの」と「似せて作ったイミテーション」の振り幅の大きなものの1つ。

たしかによく考えると「みりん調味料」。
風ってなに?
なんとなく嫌な予感がするでしょう?

みりん風調味料の調理効果

上品な甘みをつける
②照りとツヤを出す
味を染みこみやすくする
煮崩れを防ぐ
臭みをとる
良い香りを生み出す

本来のみりんは、焼酎と麹を使い糖化を経て数ヶ月かけじっくりと作る。
一方、みりん風調味料は・・・アルコールは使用せず、甘いシロップを混ぜて、添加物で色をつけて似せて作ったもの。1週間ほどでできるんだって。
アルコール不使用であるみりん調味料は、本来のみりんが焼酎を由来として持っている調理効果のほとんどを持ち合わせていない。

「似て非なるもの」感が半端ではない。

本当に安い?みりん風調味料

「みりんで煮崩れを防ぐ」「臭みをとる」お料理本に書いてあるけど、それはぜーんぶ「本来のみりんであれば」、の話で、みりん風調味料にその効果はない。
そう考えると・・・
みりん風298円って本当に安いのかな?

もちろん、みりん風調味料が活躍する場面もある。
お子様向けの酢の物にちょっと甘味とツヤをつけたい時。
本来のみりんはアルコール度数14度なので、加熱して飛ばさないとNG。
みりん風ならアルコール問題なしに後付けで使える。そんな使い方もあったりする。

だけど、その「ツヤだし」の為にたくさんのブドウ果糖液糖や添加物が使われていることは忘れてはいけない。
そのツヤ、小さな子供に本当に必要?

みりんが変わると料理が変わる

1年半ちょっと前まで、何にも知らず「みりん風調味料」一択だった私。
本来のみりんに切り替えた途端!
お料理が大幅にランクアップ!旦那さんにめちゃくちゃ褒められた。
醤油も塩も味噌も…いろいろなものを切り替えたけど、自分の和食に自信を与えてくれたのは、間違いなくみりんだった。

声を大にして言いたい。
「みりん風調味料」と比べて確かに高い、本来のみりん。
だけどその価値は十分すぎるほどある。
むしろ本来のみりんはコスパ最強だと思っている。

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