型から入る食選び!
体で覚える食選び
茶道、華道、書道、弓道・・・
日本の道の文化って、まずは型から入りますよね。
(といっても私が本気で取り組んだことがあるのは茶道だけですが)
はじめはどんな意味があるのかわからずも、何度も何度も繰り返すうちにだんだんとその世界が見えてくる。
最初は頭でっかちで辿々しかった動きを、だんだん体が覚えて、何の気なしにその所作がすっとできるころ、すとんと様々なことが繋がり、進み方がわかってくる。
さて、食選びの基本の型は
食選び道(←?)、まず覚える型は。
「手首の返し」
スーパーなどで食品をつかんだら、すっと手首を返して自分の方に裏ラベルを向ける。
静かに目を落として「原材料」をチェック。
あとは自分のカゴに入れるか、そっと棚に戻す。
たったこれだけ。
でも奥が深いのが「型」ってものです。
わからなくてOK
この型を始めた頃はいろんな疑問が浮かんでくる。
というか。
型は使うが、肝心のラベルに何が書いてあるのかさっぱりわからない。
酵母エキス?たんぱく加水分解物?食用精製加工油脂?
なんのことやら。
繰り返すだけ無駄に思える。
でも、稽古は辞めちゃいけない。
わからなくてOK。
何度も繰り返すうちに、だんだん感覚が磨かれる。
「安いものは正体不明が多いな」
「カタカナだらけは、なんだか気持ちが上がらない」
「何度もみるこれなんだろう、調べてみよう」
そうこうする内に、今度は必要な情報を外からキャッチできるようになる。
引き寄せよりも強い力で必要な知識をぱっと掴めるようになってくる。
「手首の運動」が食選びの要!
愚直に繰り返したその型が、センスを磨き、経験を増やし、気づかない内にその道を自然と歩めるようになる。
千利休がいいました。
「その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ」
食の大切さに気づいたら、そしてその道が険しそうだと感じても。
騙されたと思ってまずはこの型を覚えてほしい。
きっと世界が変わるから。
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!