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味噌屋の本音。酒精が問うもの

「本当は酒精、いれたくない」

お味噌によくある添加物、ナンバーワンの酒精(アルコール)。

酒精の原料は遺伝子組み換えのとうもろこしがほとんど。
毎日必ずお味噌汁を飲む我が家では、
添加されていないものを選びたいと思っています。

とはいえ!
作り手さんは好きで酒精を入れているわけではありません。

酒精を入れるとわずかながら味が変わるそうで、
自分たちの自慢のお味噌に 、本当は入れたくないもの。

だけど酒精を使わないと、常温下では発酵が進み、
通常パッケージはガスで爆発してしまう。

酒精を入れずに流通させる方法は3つ
①空気弁付きのパッケージ →ただし包装代コストアップ
②冷蔵販売 →ただし売り場が限られ、コストもアップ
③火入れ  →ただし酵素が失活、香りも飛ぶ。

「50円100円高くなってもみんなが理解して買ってくれるなら
 喜んで酒精なしのおいしい味噌を売ります!
 でも…値段が高いと見てももらえないんだよね…」

あるお味噌メーカーさんの言葉です。

味噌の消費量は激減しており、
20年間で400件の味噌メーカーが廃業。

厳しい状況の中で、味噌というものを売りつないでいく為にも
ジレンマを抱えながらも、酒精を添加している作り手さんもいます。

「あなたはどちらを買いますか?」
消費者に問うためにも酒精あり/なし 
両方を作っている作り手さんもいます。

そう、私達は店頭で問われてるんです。

100円の差…。
確かに店頭で迷います!
でもお味噌って1パック買ったら家族みんなで数週間かけて消費するもの。
味も最高!体も嬉しくハナマルになるのであれば…
…それって本当に高いのかな?

買う側がしっかり理解を持ち支持することで、
作り手さんの自慢の味を末永く味合うことができる。

知って食べるともっと嬉しい。
今日も楽しい食選びを!

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