§2-3. 写真を探す
仕事であれば依頼番号などで探すとかでしょうが、素人ですからね。思い出をどのように探しますか?フィルムロールにつけた名前を覚えていればコレクションで探せますが、たくさんおぼえていないですよね。「けんくんと撮った写真」とか「ほら、5年前のあの、あそこ、どこだっけ・・・」とか「シンガポールに行ったときの思い出」とか。もしこんな検索をしたいという意見があれば教えてください。
§2-3-1. コレクションで探す
コレクションの話は以前したと思います。
ここではもう少しコレクションの機能の使い方を深堀します。
複数の条件で絞り込む
コレクションではフィルムロールや日付など一つの絞り込みだけでなく、複数の条件で次々と絞り込むことができます。1つ目のフィルターのプルダウンメニューから”検索を絞り込む”を選択すると2つ目のフィルターが追加されます。
2つ目のフィルターを設定したら、2つの条件のつなげ方を指定できます。これ算数の集合で習うやつですよ。”および”と”または”になります。授業中に描いたベン図を思い出してください。一応説明すると、
および:今の条件(A)と次の条件(B)と両方を満たしているもの (A∩B)
または:今の条件(A)と次の条件(B)とどちらかを満たしているもの (A∪B)
例外は:今の条件(A)のなかで次の条件(B)を満たしていないもの (A/B)
ということになります。フィルターの横につく記号は集合の演算子です。
タイムラインでも検索結果の絞り込みの状況がわかります。日付とアスペクト比で絞り込むとこのように指定した日付が少しくろくなり、更にアスペクト比でヒットした画像の濃いバーになっています。
標準のフィルターだけだとあまり複雑な検索の必要性はないと思いますが、評価や色タグなどタグ付けをきちんとしている場合は威力を発揮すると思います。
*3つ以上つけたら…。どうなるんでしょうか?そうなると()をつけて演算順序を制御したくなります。3つ以上つけたい場合の多くはどちらかの条件の繰り返しだと思います(A∩B∩C∩….∩Z やA∪B∪C∪…∪Z)ので、ここでは考えるのはやめておきましょう。仮にA∪B∩C∪Dとすると、おそらく左から計算していくということになるのではないかと思います。((A∪B)∩C)∪D ということでしょう。
変わった検索:パナラマ写真を探す
僕は旅行に行くときにコンデジの代わりに携帯を使います。携帯の方が一眼で撮るよりも上手に撮れるから(素人あるある)というのもあるのですが、携帯で撮ることでGPSをきろくしてあとでMapで活用できる。パナラマ写真を楽しめる。という2点です。パノラマ写真は旅行先のサムネイルとしてとても適しているように思います。そこでパノラマ写真を探します。すでに上の例で描いていますが、パノラマを検索するにはAspect比を使います。コレクションでアスペクト比を選択し、2以上のものを探すと以下のようにパノラマ写真のみを絞り込みできます。パノラマ写真でも2以下のものはあると思いますが、そのへんは各自のカメラ特性で調整してください。
§2-3-2. タイムラインで探す
タイムラインも実は拡大縮小が可能です。Cntlを押しながらマウスのスクロールダイヤルを回すと拡大縮小ができます。
タイムラインで範囲を選択すると、その範囲に撮影された写真がセンターパネルに表示されます。
§2-3-3. マップで探す
ロケーションで探す
右パネルのロケーションを検索で地域名を入力すると候補が出てきます。候補を選択すると地図が切り替わります。
ロケーション
ロケーションを登録できます。表示している地図のある特定の範囲に含まれる写真を記録しておくことが可能です。
地図の設定
地図の表示の設定ができます。
マップからGPSがついていない写真に到達するには
マップに切り替えれば写真が出てきます。が、出てくるのはGPS情報がついているものだけです。チャンスがあるのは携帯でGPSをOnにした状態で撮影した写真だけです。一眼で撮った写真は出てきません。GPS情報をコピペしたり、メタ情報で追加すればマップでも表示されるのですが、僕のようなズボラだとわざわざ一眼の写真にGPS情報をついかするようなことはしません。
lighttable viewに切り替える
コレクションを撮影日に設定する
lighttableのトップパネルの並び順を撮影日に設定する
マップを表示
探したい写真を撮ったところへ移動する
写真を選択して一旦darkroomに切り替える
lighttableに切り替える
とするとlighttableの画面にはその日に撮った写真はカメラの種類によらず一眼でとった写真も出てきます。
おまけ. こんなんでも探したい…
USECASE1
けんくんの写真を選んで、「このひとが写っている写真は他にないかな?」とかシンガポールといえばマーライオン、マーライオンの写真をググってきて「ここ、行ったことなかったけ?」とかもっと写真全体を俯瞰してみたいとか・・・。いろいろ探したいですよね。簡単に写真をさがせれば写真を見る機会も増えるし、それだけ思い出も深く残るというものでしょう。
USECASE2
プロのカメラマンの場合は依頼番号などをフィルムロールの名前に入れたりして管理するんでしょうね。しかし依頼番号だけではなくて、顧客情報と連携して依頼者の名前とか電話番号とかメアドとかで検索したいところですが、それはDBを拡張しないとうまくできないかもしれません。あとでそのあたりも考えたいな〜。
USECASE3
そらの写真を探している