Lesson 15  平泳ぎ        「ひとかき」「ひとけり」

💧 前回、腕の動作を加えた総合的な平泳ぎの練習をしました。
壁を蹴ってスタート、さて、そのあとどうすりゃいいの?
平泳ぎの泳ぎ出しは独特です。
壁を蹴ったら、いきなり泳ぎ始めず「ひとかき」「ひと蹴り」で浮かび上がってから泳ぎ始めます。その練習です。

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手順 ① 壁を蹴って、蹴伸びの姿勢になります。           スピードが落ちてき始めたタイミングで両手を横に開いて気をつけの姿勢になるまでしっかり水をかきます。(水中でおこないます。)
                                  手順 ② 速度が落ちて止まりかけたタイミングでキックをして浮上します浮上しながら両腕を水の抵抗に注意して前方に戻します。
                                  手順 ③ 浮上したら腕で水をかき-呼吸-伸びてキック といった一連の流れが始まります。

ポイント
両腕で水をかく、「ひとかき」の動作。はじめは両腕を伸ばしてカラダの横をかきましょう。
なぜなら水泳の腕の動作は、クロールも背泳ぎもカラダの「横」をかくからです。
正確には肩甲骨の角度に合わせるので、横より少しだけ前になります。
「?」・・・。 カラダの前をかいているように見えるのはヒジが曲がるからです。
「横」をかいて進む感覚を、このタイミングで身につけましょう!

 水をとらえる感覚ができてきたら、横に開く-肩幅を手のひらひとつ分のところまでかいたら、手の幅がカラダの幅になるようにヒジを曲げて、まっすぐ太ももまでかききります。ただし、このときも肩からヒジを結ぶラインはカラダの「横」をかくことを忘れないように!

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※ ドルフィンキックはどこで入れるか? 
ルール上、「ひとかき」「ひと蹴り」のときに1回だけドルフィンキックが許されています。今回は練習していないのと、まだ競争するわけじゃないのでやりませんが、もしやってみるなら、「ひとかき」の前に入れる方が水の抵抗が少ない姿勢の時に行えるため効果的だと考えます。

💧 「ひとかき」「ひとけり」のさらに詳しい内容を「特別補習」として公開しています。技術の裏付けとなる情報などにご興味をお持ちでしたらお立ち寄りください。                         Lesson 26 特別補習 「ひとかき」「ひとけり」                                             

☆ 平泳ぎは終了です。                       次回は、バタフライの練習になりますが、その前に Story 「達人。」です。                      

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