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「やれるかどうか」ではなく「やるためにどうするか」
コーチングセッションで、クライアントが持ってくるテーマの中に、「自分には何ができるかな?」を考えたい、とおっしゃる方がいらっしゃいます。
そんな時、私は必ず「まずは何をしたいか?」を考えてみませんか?と提案をしています。
人は「やりたい!」がすべての原動力。「何をしたいか?」を軸に考えることで、もっとワクワクするし、モチベーションアップや継続力にもつながるのです、と言うことで、今日は「何をしたいか?」が大切な理由について考えてみました。
可能性が広がる
「何ができるか?」を基準にして考えると、これまでの経験やスキルに縛られてしまいがちです、つまり今の延長線上でしか物事を考えられなくなる。一方で、「何をしたいか?」をすべての制約を取っ払って「なんでも可能だとしたら何をしたい?」と問いかけてみると、自分の情熱の源泉を見つけることができるようになります。
モチベーションが続く
「得意だから」「できるから」という理由で選んだことは、長く続けるうちに飽きてしまうこともあるのではないでしょうか。一方で「やりたい!」と思うことは、情熱を持ち続けやすく、自然と頑張れる、そして楽しみながら続けられるというメリットもあります。
自分の人生を自分で舵取りできる
「できること」という基準は実は、周りの評価や期待があってこそ成り立つものであることにお気づきでしょうか?「得意」や「できる」と言うものは、あくまでも自分と他者との比較で生まれることなのです。もちろん、他者と比較することで自分の強みを生かすことは悪い事ではありません。でもそこに自分の「やりたい」が付随していないと、結果的には他者との比較、他者よりも自分がどうか…という外部環境のみを評価基準にして自分の価値を決めることに繋がりります。最終的には他人に自分の人生振りまわされる結果を起こす可能性が高くなります。「何をしたいか?」を大切にすると、主体的に人生をデザインできるのです。たとえ困難があっても、「これがやりたいことだから」と前向きに進める原動力にもなるでしょう。
やるためにどうするか
「やりたいこと」が見つかったら、その実現にどうやって近づくことができるか、試行錯誤しながら考えてみましょう。
もちろん、あなたに出来る事には限界があるかもしれません。
でもそこに近づくために、ありとあらゆる努力をしたあなたは少なくとも今よりもはるかに理想的で最高のあなたになれているはずです。
そうなるためのコツは、ただ夢を見るだけではなく、小さくとも着実な具体的一歩を考えてみる事です。例えば、新しい分野にチャレンジしたいなら、本を読んだり、ネットで調べたり、経験者に話を聞くなど、そんな小さな一歩でも構いません。
進む先には、壁にぶつかることもあるでしょう。そんなときこそ「どうすればできる?」と自分に問いかけてみてください。そうやって工夫しながら進むことで、少しずつ夢に近づいていけるはずです。
「何ができるか?」よりも「何をしたいか?」。
そこを大事にするだけで、人生の景色は変わります。
そして、「やりたいこと」が見つかったら、次は「どうすればできるか?」を考える。このプロセスを繰り返せば、理想の人生にグッと近づいていけるんです。
皆さんは今、「できること」ではなく「やりたいこと」を基準に選べていますか?もしまだなら、まずは自分に問いかけてみましょう。そして、一歩踏み出してみませんか?