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【Schooでの学び】居場所・話し合いの場をつくる大切さ。

■はじめに

コロナ禍で不況な時代に陥り、不安になる人が増えています。
そこで、困難な時代の中でも、どのように前を向いて歩いていくのかを今井紀明先生のインタビュー内容を踏まえて考えていきます。
将来の不安が少しでも和らげればいいと思っています。

1.今井紀明先生が当時(イラク人質誘拐事件解放後)、どんな日々を過ごし、立ち直れたか。

事件後、PTSD(心的外傷ストレス障害)を起こし、引きこもり生活を送っていました。「人質だ」と罵声を浴びせられたこともあったそうです。
落ち込んでいる中、自分の身の周りの人たちの支えにより立ち直れたとのこと。友人が自宅に訪問して話を聞いてくれたそうです。心優しい人が周囲に多くいるのは良いことですよね。「人」は、支え合って人生を歩む生き物です。
反対に、悩みを話せない人もたくさんいます。安心して気軽に話せる環境をつくることが大切です。話し合う時間を多くつくるのが一番の良い策ではないかと考えます。今井先生曰く、「話を吐き出せるためには否定しない話し合い場をつくること」だそうです。否定を交えた助言をされると悩みを持つ人の気持ちを悪化させてしまいます。

2.今、日本の若者間で何が起こっているのか。

今井先生は、進学や就職、食べていけない人等の生活支援を行っています。親に頼れなかった子供や女性非正規雇用者等の困窮支援も行っています。
学生ではアルバイトに就けない学生や親のネグレクトによって暮らせない学生もいます。さらには、中退する学生や大学への進学を諦める学生もいます。女性では家出している人が増えています。SNSで出会った男性の家にいたりすることもあるようです。確か、近頃、大阪・心斎橋付近や東京・新宿にSNS等で出会った人たちと交流する集まり場がある情報も。
でも、よく考えたら日本には絶対的貧困(最低限の生存条件を欠くような貧困)と相対的貧困(国や地域の水準の中で比較して大多数よりも貧しい状態のこと)が存在することからコロナ前から貧困問題があったと考えられます。貧困家庭を支援する人・団体もあります。今後、困窮者支援の知名度を上げて支援の輪を拡大すべきだと思います。

■さいごに

今井先生からのアドバイスは、居場所を3つ以上つくることです。たくさんの居場所があれば、あるほど不安も解消されて生活しやすくなりますよね。副業や兼業等、働き方の変革を後押ししているとも感じます。また、コロナ禍なので頼れる場所をオンラインでつくることもできますね。
まとめると、否定しない話し合い場と多くの居場所を作ることです。





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