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人生は、いつまでも、楽しむことができる。
私は、高齢者介護の施設で働いています。
高齢者の方の生活を、手助けする仕事です。
この仕事をしていて、感じたことを、少し記していきたいなって思います。
認知症がすすもうと、身体を動かすことが難しくなろうと、
笑えるし、日々を楽しむことはできます。
今思えば当たり前のことなんですが、私は、このことを見落としていました。
高齢者のみなさんによって、このことに気づかせて頂いたとき、
私は、すごく前向きに人生を見られるようになりました。
高齢者施設に対するイメージって、どんなイメージでしょうか?
私は、この仕事に就く以前、ネガティブなイメージでした。
なんだか、ジメジメして、うす暗くて、シーンと静かで。。
こんなイメージでした。
そうして、
高齢者になった自分を想像して、、不安になっていました。
歳を重ねて、やがて
身体が動かなくなって、
認知症になって
どうなるんだろ?
不安で不安で仕方ない!
って。
今思えば、大変、失礼な話です。
しかし、介護施設の実際は、こんなネガティブなイメージとは違っていました。
当然、空調管理されていて、ジメジメなんてしていません。
何より、笑い声がたくさんあります。
高齢者には、明るい方がたくさんいらっしゃいます。
人間は、
何歳になっても、障害があっても、
面白いことがあったら、笑えるのです。
好きなものを食べたら幸せだし、
気に入った人と話していたら嬉しい。
結局、喜怒哀楽という、
基本的な部分は、いつになっても変わらないものです。
当たり前のことです。
でも、この当たり前のことを、私は見落としていました。
どんな環境になっても、
私の接した高齢者の方は、
前向きに生きようとされる方は、前向きに生きられているのです。
前向きに生きようとすることは、
心身の障害に関係なく出来ること。
結局、いつ、どんなときでも、
前向きに生きる、行動する。
これが、自分を幸せにするっていうことなんですね。