見出し画像

アニメ”本好きの下克上”から学んだこと

1.あらすじ

活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。
目を覚ますと本のない異世界で暮らす貧しい兵士の娘・マインへと転生していた。
マインは体が弱く、少しでも無理をするとすぐ高熱を出し3日間ほど寝込んでしまう体質であった。
その世界では、魔法を持つ貴族が支配する厳しい身分制度がある世界。
文明が進んでおらず、本は貴重で高価な代物であることを知る。
どうしても本が読みたいマインは「本がなければ、自分で本を作ればいい!」と明確な目標を立て、読書による膨大な知識を使って試行錯誤を行い本を作ろうとしていた。

2.感想

この作品を見てまず思ったことは、3つある。
①最強の力"夢中"
②考え方が変わると全てが変わる
③仲間の大切さ

①最強の力"夢中"

主人公マインは本を読みたくて読みたくて仕様がなく、
文字を見ただけでも興奮している。
メソポタミア文明の石版のように読書で培った歴史上の文明をモチーフに粘土を取り加工し石版を作ったりする。
しかし、親や友人にはただの土の塊にしか見えす、悪意もなく邪魔をされてしまう。
それでも本が読みたい一心で木から和紙のようなものを作ったりと様々な試みをする。
周りからは何をしているのか理解されない中で、気を止めることもなく無我夢中に本作りに打ち込むマインに自分はここまで夢中になっているのか。と問いかけたくなった。
夢の中とかいて夢中。周りの声は全く聞こえないからこそ、人がつまずき悩んでしまう壁もなんの躊躇もなく飛び越えていける。
この作品を通して改めて夢中がいかに最強かを思い知らされた。

②考え方が変わると全てが変わる

このお話では、麗乃はマインに転生したが、マインは転生前もずっとマインとして生きていた。
ある日麗乃がマインに乗り移ったように転生し、マインとして麗乃は生きていくことになる。
作中でところどころで描写されているが、マインが知ってるマインではないとだんだん周りが感じていく。
マインの考え方は消え、全く違う考え方や価値観を持った麗乃がいるのだから、生活習慣や口癖、素振りや捉え方等全くことなるのは当然である。
これを現代に置き換えるとしたら、成功者や尊敬する人等の近くにいき、スクールや側付などを行い、その人の知識や経験、考え方を盗んでいることと等しい行為である。
当然、私たちはマインのようにポンと転生されて生まれ変わることはできない。
だからこそ、自分がなりたい理想の姿に最も近しいメンターの近くに居続ける必要があると思う。
この作品を読んで一層メンターとの関わり方を考え直すきっかけになりました。

③仲間の大切さ

主人公マインの知識が膨大で好奇心はスゴイが、それをこなす体がない。
マインも歩いて体を少しずつ強くしていくが、そう簡単に改善することではない。
作中に相棒の立ち位置で登場する少年ルッツは、途中マインの変化に疑問を抱き疑いを隠せなかったが、マインが熱意、本音、真実を伝えたことにより、それに引き寄せられるように本を作る夢に協力することになる。
体力仕事やマインの体調管理など、マインが行えないことをサポートしてくれるようになる。
マインだけでもいずれ本を完成させていたかもしれないが、そのスピードや質を向上させたのは間違いなくルッツだと思う。
人間は得手不得手があって当然だから、チームや友人を信じて頼ることも大切だと強く感じた。

3.終わりに

この作品を通していろんなことを学んだが、どれも成功哲学に当てはまっていて、アニメを見ているだけなのだが、そこらのセミナーに行くよりも断然勉強になった。
まだまだアニメは終わっていないので、引き続きマインの活躍に期待。

P.S.
「本好きの下克上 司書になるためには手段を選んでいられません」はアマゾンプライムで無料で見れるので、是非興味があればご視聴ください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?