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アニメ”四月は君の嘘”を見た感想

あらすじ

かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、ピアノから遠ざかってしまう。

3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールで圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。

かをりは、公生のことを友人Aと呼び、ぞんざいに扱いつつも、自分の伴奏を命じるなど、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。かをりやライバルの出現により、少しずつ公生は音楽の道に戻っていくことになる。

しかし、かをりには周囲に隠し続けていた秘密があった。


感想

この作品を見て学んだことは、2つ。
①ピンチはチャンス
②巻き込む力


①ピンチはチャンス

自身の命が長くないことをかをりは察し、今までの人生を考えなおす。
このままでは、憧れの公生と演奏することはできないことが分かり、今まで自分で決めてきた「じぶんらしさ」を取り払い、外見はもちろん内面も生まれ変わり、周りを気にせず自分らしく公生に会いにいく。
もうあと何回ヴァイオリンが弾けるのか、学校に行けるのか。
一瞬一瞬を噛み締めながら生きていく姿を見て、命の大切さ、時間の大切さを思い知らされました。
改めて 『命=時間』 だと感じました。

かをりは死が近いという「ピンチ」をやりたいことを思いっきりできる「チャンス」と捉え、行動しました。
もしも、自分が1年後死ぬなら・・・と考えると一瞬血の気が引き、このままでいいのか?と自問自答する思います。
実際に死ぬかどうかわかりませんが、やばい!と思えたのならここが変化の起点だと思います。
それでも考えられない。と、チャンスに変えられない人は大切な人がもうすぐ死ぬと思ったらどうですか?
親、兄弟、友達、恋人。。。色々あると思いますが、その人が死ぬのならもっと楽しませたいとか思い出をいっぱい作りたいとか思ったりすることもあると思います。


②巻き込む力

ピアノにトラウマを感じ、完全に自信をなくしている公生に対し、強引にピアノへの道を走らせようとするかをり。
ただ、その強引さの裏には、
・君じゃなきゃダメなんだ。と公生への想いの強さ。
・自分を押し殺してる公生を助けたい。と公生の未来を本気で考えていた。
という気持ちが隠されていると感じました。
最初は自分のために公生に近づいたが、思っていたより自信をなくしていた公生を見て、自分のため、よりも公生のためになんとかしたいという気持ちが現れてきた。

人を巻き込み、いい方向へと導く人の共通点として「常に笑っていて、裏表がなく、人のために動ける人」だと思う。
中には生まれながらの天然な人もいるが、大体の人が後天性な人が多いと思う。
かをりの姿をみて、「You First Me Second」を大事に人と関わっていきたいと感じた。


終わりに

この「四月は君の嘘」は、友達の勧めで見始めました。
公生が成長していく課程をワクワクしたり、はらはらしたりと公生に自分をシンクロして見ていました。
クライマックスはもう涙。。。
切なくて悲しくて愛おしい。ほんと最高な作品でした。
みなさんも見てみてください

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