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家庭環境について

"子どもたち"という集団の中には、おとなしい子や明るい子、やんちゃな子に真面目な子など、たくさんの特性を持ったそれぞれの子どもが存在しています。
また、それと同じように子どもを取り巻く家庭環境も三者三様です。子どもの教育にとても熱心な家庭、お父さんが優位な家庭、しつけが厳しい家庭、親のいない家庭など、例えをあげるとキリがないほど多様なものです。

家庭環境というのは子どもの人格に少なからず影響を与えるものだなあとつくづく感じます。例えば、親から放ったらかしにされる環境で育った子どもは集団での遊びを毛嫌いするし、教育熱心な親に育てられた子どもとの会話はいつも進路や将来のこと、勉強のことが中心です。本当に大人顔負けの真面目ぶりだなと感じます。

でも、もちろん当てはまらない子どももたくさんいます。
子どもの勉強に口を出さない(自身の学力が低いあまり何も言えない)親のもとで育てられている子どもがとても勉強熱心だったり、外国籍の両親を持つ子どもが日本語を上手に話したり、しつけが厳しい家庭で育てられている子どもが、外に出ればとんでもなくやんちゃ坊主だったりすることだってあります。


(余談ですが…どの子どもも"心が温かくて優しくて素敵な子"なんです。これからも丁寧に大切に関わっていきたいなあ。)



家庭環境は子どもの人格(または性格)に大きく影響するひとつの要因だと思います。しかし、それは全ての影響を受けるのではなく、子どもの本来の人間性とのかけ算です。

教育者は「親がこんなだから」「この子は家庭環境がね」という理由で子どもを見定めてはいけないし、家庭環境が子どもに悪影響を与えているのならば、子どもの本来の人間性をより引き出してあげる必要があると思います。反対に、家庭環境が子どもにとってプラスに働いているのならば、それを保護者に共有し子育てに自信をつけてもらえばいいのではないかと思います。

決して簡単なことではないけれど、ちょっとだけ私の願いを込めた理想を綴ってみました。

おやすみなさい🌙

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