よく噛んで食べるメリット7選

よく噛んで食べると健康に良いと言われますが、何がそんなに良いのでしょうか。また、よく噛むためにどんな工夫があるのでしょうか。よく噛んで食べるメリットをまとめました。
①消化を助ける
②唾液が多く出る
③肥満を防止する
④頭がスッキリする
⑤顎が発達する
⑥リラックスできる
⑦全力が出せる
以上です。こんなにも良い効果があるのですね。メリットだらけです。今日からよく噛んで食べましょう。読んでいただきありがとうございました。お時間が許す方やさらに詳しい事を知りたい方、よく噛む為の工夫について知りたい方は続きをご覧ください。

①消化を助ける
まずはこれでしょう。食べ物は胃腸で消化されるので細かくドロドロになるまで噛んで飲み込むと消化に良さそうですね。更にそれだけでなく噛むという運動自体が胃腸の働きを活発にさせます。唾液の酵素の働きで炭水化物の分解もされるのでここでも消化を助けるというわけです。腸内環境を整える健康効果は計り知れないほどなので健康になる為にはよく噛んで食べると良いでしょう。

②唾液が多く出る
次に唾液についてです。唾液には虫歯や歯肉炎を予防する効果の他に抗菌効果や再石灰化の効果もあります。プラークや細菌が減るという事は口臭の予防にもなっています。そもそも食べかすが歯に挟まっていると臭いの元になるので食後は爪楊枝で掃除するか歯磨きをしましょう。歯間ブラシも良いです。

③肥満を防止する
よく噛む事で脳の満腹中枢が刺激されて少ない量でも満腹感を感じるようになります。これにより食べ過ぎを防いで肥満防止に繋がります。肥満の他にも糖尿病や高脂血症、メタボリックシンドロームの予防にもなります。よく噛まないで糖尿病になると、糖尿病は歯周病を進めるので更に噛めなくなるという負のループに入ってしまいます。糖尿病になると様々な病気を併発するリスクもありますので、よく噛んで予防しましょう。

④頭がスッキリする
よく噛む事で脳への血流量が増えます。子供の場合は脳の発達を促し学力向上に繋がり、大人の場合は物忘れを防いだり認知症予防に繋がります。脳への血流量の増加で頭をスッキリさせましょう。更に血流量の増加は頭痛や肩こりにも効果があります。頭と首、肩は繋がっているので連鎖的に影響が及びます。ガムを噛むと記憶力がアップするのも脳への刺激と血流量の増加によるものです。

⑤顎が発達する
特に子供の場合ですがよく噛むと顎が発達して歯並びが良くなります。歯並びの状態は滑舌にも影響し発音が良くなります。歯並びが良いと噛み合わせが良くなり、更によく噛めるようになります。よく噛むこと自体が歯根への刺激になり骨細胞を活性化させ、歯と歯茎の健康を維持する効果があります。
大人にも嬉しい効果としては、表情筋が鍛えられるというのがあります。表情豊かになり頬のたるみやほうれい線の予防になります。二重アゴの解消に繋がり顔のラインがスッキリして小顔効果も期待できます。噛み合わせの良さは体の平衡バランスに関係します。バランスが悪いと将来転びやすいようになってしまいます。

⑥リラックスできる
よく噛むとストレスが減り情緒が安定します。スポーツ選手がガムを噛んでいるのは落ち着いて冷静にプレイできるようにです。ガムの味や匂いにもリラックス効果があると言われています。よく噛んで味わう事で相乗効果を得られます。

⑦全力が出せる
重たい物を持ち上げたり押したりするような全力を出す時は自然と歯を食いしばります。そうすると何故かパワーが出ます。顎の筋肉が発達し、噛み合わせが良いと歯を食いしばった時にフルパワーが出せます。スポーツ選手がマウスピースをするのは食いしばりで歯を痛めないようにするためでもあります。そのくらい食いしばるという事です。普段から柔らかい物ばかり食べている人は、いざ歯を食いしばった時に顎が疲れて痛くなってしまうのでフルパワーが出せないと言われています。


ここまでよく噛んで食べるメリットを並べてきました。よく噛んで食べようと思っても意識していないとついついいつも通りの食べ方をしてしまいます。どのような工夫をすればよく噛めるようになるでしょうか。ちょっとした工夫でよく噛んで食べられるようになります。

・ゆっくり食べること。かき込むように急いで食べると噛まずに丸飲みしているような食事になります。まずは食事はゆっくりするものだと認識しましょう。

・一口を多くしない。口一杯にほおばると全体を十分によく噛めません。癖を治すのはなかなか大変ですが意識してみましょう。一口おきに箸を置くと改善しやすいです。

・固い物や野菜を食べる。柔らかいものはあまり噛まずに食べてしまいます。あえて固い物や野菜を混ぜて食べると自然とよく噛むようになります。白米より玄米の方が噛む回数が増えます。歯ごたえがある食事を心がけましょう。

・食材を大きめに切る。小さいものは噛まずに飲んでしまうので噛まないと飲み込めないサイズに切ると噛む回数が増えます。野菜を切る時も繊維に沿って切ると良いです。

・ながら食べをしない。ながら食べをすると噛む事に意識が向かず噛む回数が減ります。食事をする時はテレビやスマホ画面を見ないようにしましょう。

・薄味にする。薄味にすると食材本来の味を味わおうとして自然に噛む回数が増えます。そして塩分も控え目になり、更に高カロリーを避ける事にもなり一石三鳥です。

・飲み物で流し込まない。色々書きましたが個人的にはこれが一番効果あると思います。飲み物で流し込むと噛まずに飲み込んでしまいます。パサパサもそもそしてどうしても水分が必要な時以外は飲み物の助けを借りずに食事するようにしましょう。


今回のノートは以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございます。よく噛んで食べる事は健康に良いと感じていただけたでしょうか。いつまでも自分の歯で美味しく食事を楽しみたいものですね。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。

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