食物繊維を摂るメリット3選
今回は食物繊維についてのnoteです。食物繊維を摂ると体に良さそうなイメージがありますが、具体的には何がどう良いのでしょうか。よく分からないので調べました。調べた事は書いたり喋ったりアウトプットすると記憶に残りやすいそうです。つまり自分のためにnoteを書いてる訳ですが、それと同時に読者の皆様の健康に少しでも役に立てれば嬉しいです。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、今回は分けずに書いています。それぞれの特徴については別のnoteに書きます。
メリット①便通が良くなる
食物繊維は消化も吸収もされない食べ物のカスなのでそのまま排出されます。つまり便になります。食物繊維は腸内の水分を吸着してカサが増えます。乾燥したお麩が水分を得て膨らむような感じですね。そして腸壁を物理的に刺激してくれるので腸の蠕動運動が促されます。つまり便が腸の中を進んで行きます。進むときに余分な脂質など要らないものを吸着してくれるので、腸の中をお掃除してくれています。
このように便の量が増えて便秘も治ります。ただし便秘の方が食物繊維を摂っても水分が足りないとむしろ悪化してしまいます。お腹が張った感じがしたり便が硬くなったり便秘が余計にひどくなったりします。便秘には、まずは水分です。ストレスによる便秘の方は水分をとる事とストレス源を解消する事に努めてください。
メリット②腸内細菌の餌になる
人間には消化も吸収も出来ないのでエネルギーにならない食物繊維ですが、腸内細菌にとってはご馳走です。うまくできています。人間に吸収できないものを別の生物がエサとして共存しています。腸内細菌は人間とは別の生命体です。お腹の中にペットを飼っているようなものです。そして腸内細菌は人間の健康にとってとても大切な働きをしています。たくさんエサをあげてたくさん働いてもらいましょう。腸内細菌の働きが良くなると健康にとってのメリットがたくさんあります。悪玉菌の作る有害物質が減ったり、肌荒れが良くなったり、免疫力がアップしたり、一部のホルモンの生成が正常化したりします。
メリット③血糖値の乱高下を防ぐ
食物繊維は消化も吸収もされないのでエネルギーになりません。そんな食物繊維と血糖値にどのような関係があるのでしょうか。これを説明するのにまた腸内細菌が出てきます。腸内細菌が短鎖脂肪酸というものを作り出し、GLP-1というホルモンが分泌され糖尿病の改善に役立ちます。
はい。急に難しい言葉が出てきました。これで理解できる人は良いのですが私にはもう少し説明が必要です。GLP-1(ジーエルピーワン)というホルモンは食事によって小腸から分泌されるホルモンで、血糖値の上昇を抑えます(インスリンの分泌を促し、逆の働きのグルカゴンの分泌を抑えるからです)。さらにGLP-1は胃の内容物の排出を遅らせ食欲を抑えます。糖は胃ではなく腸で吸収されるので、胃から腸への排出がゆっくりになるという事はそれだけで血糖値の急上昇を抑えます。
血糖値は急上昇すると急降下します。これが血糖値の乱高下です。血糖値スパイクとも言われます。血糖値の乱高下は糖尿病の人が気をつけるものですが、糖尿病ではない方も気をつける方が良いです。お昼ご飯のあと、急に眠くなる人は血糖値が急降下していると思ってください。一度試しに血糖値の急上昇しない昼食にしてみてください。午後の眠気がいつもより激減しているはずです。
さて今回のnoteは以上です。現代人には食物繊維は不足しがちだそうです。今回食物繊維を色々と調べてみてメリットが多かったので積極的に摂るようにしたいと思いました。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のそれぞれの特徴や具体的な食材については別のnoteでまとめようと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございます。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。