「君を愛したひとりの僕へ」「僕が愛したすべての君へ」を観た

タイトル合ってる?

こんにちは。タイトルを確認しようと検索したら2行でゲシュタルト崩壊しました。

先日「君を愛したひとりの僕へ」「僕が愛したすべての君へ」を2日連続で観たので思ったことを書いていきます。タイトルを間違える可能性が高いので以降は「君愛」「僕愛」でいきます。
ちなみに原作は未読なのでご了承ください。

いきなり結論

どっちか片方でよくね?

以下所感
①1つの大きなストーリーを2本の映画(原作は小説)で相互に補完し合う試みと仕掛けは面白いと思った。ストーリーが面白いとは言ってない
②短い期間に合計約4時間費やして映画を観させるのはどうかと思う。
③予告やビジュアルからは想像できなかったハードなSF設定は面白かった。

①について
前後編ではなく並行世界を描く2作で1つの作品というのはなかなか類を見ないので興味をそそられました。2本観ることで作品の全容が分かる(観る順番で解釈が変わる)という仕掛けです。
と思ったら「僕愛」で「君愛」のストーリー説明してた。一方「君愛」で「僕愛」のストーリーを説明してはいなかったが「僕愛」を先に観た身としてはネタバレというか、種明かしを先に見てからマジックを見るみたいな感じで楽しめなかった。
見る順番を間違えたか、と思ったが公式で「観る順番で結末の解釈が変わる」みたいなことを言っていた手前、僕の感想は「どっちか片方で良い」となる。

②について
コスパとかタイパとか言われている時代に映画を2本、約4時間弱使わせるというのは時代に合ってないと思う。この点でも「どっちか片方で良い」となってしまう。
時期をずらせば解決する話かもしれないが、作品の性質上同時公開せざるを得ないのがこの映画のネックになっているのではないか。
③のSF設定の話にもつながるが、この映画、けっこう鑑賞カロリーが高い。難しい設定説明パートがあるので思ってたよりも頭を使う。理解する必要はないがこれに疲れて両方観るのをやめる人がいないとも限らない。

③について
公開前は「ジェネリック新海」と言われていたが、なにも情報を知らずに観てみると思ってたよりゴリゴリSFしてて驚いた。個人的にはこういう並行世界とかは好物なので楽しめた。まあ新海誠もSFだけど。
とはいえ、ついていけない人もいるだろうから、2本観ない人も出てくると思う。

というわけで、以上が「僕愛」「君愛」の感想になります。
やはり自分の感想としては「どっちか片方で満足してしまう」「似た内容の映画を2本観るのは疲れる」というものになります。
繰り返しますが試み自体は面白いと思うんですけどね。

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