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売れないマンガ家…実はエリート暗殺者 映画「ヒットマン エージェント:ジュン」 #487

日本でも韓国でも、映画やドラマの原作にマンガが使われることが増えてきましたね。日本の場合はラノベからのアニメ映画化もあるので、さらに幅があるかもしれません。

韓国でマンガといえば、webで見られる「Webtoon(ウェブトゥーン)」です。縦スクロールのフォーマットなので、とても読みやすいです。

昨年日本で公開された「神と共に」シリーズや、マ・ドンソクのワカメちゃんヘアが楽しめる「スタートアップ!」もマンガが原作です。

「Webtoon」自体は大人気ですが、投稿が多いので「人気作」の枠に入るのは至難の業。多くの志願者がトライしては消えてしまう世界でもあるそうです……。せつない。

そんなマンガの世界に憧れていた少年。両親を亡くして、行き場をなくしたものの、とある男に拾われ、特殊技能を仕込まれます。その男の正体は……国家情報院(元KCIA)の上官だった!?という映画「ヒットマン エージェント:ジュン」を観てきました。ゴリッとしたポスターですが、コメディです。

<あらすじ>
国家情報院に拾われ、暗殺要員として育てられた孤児少年は「ジュン」と名付けられ、対テロ保安局のエースとなった。しかし、幼い頃からの夢であったマンガ家になる夢を捨てられず、任務中に死を偽装して姿を消す。15年後、ジュンは憧れであったマンガ家になったものの、まったく売れずにバイトと妻の稼ぎでなんとか生活をしのぐ日々を送っていた。酔った勢いで暗殺要員時代の国家機密をネタにしたマンガを配信、大ヒットしてしまう。これにより、ジュンが生きていたことがバレてしまい……。

脅威の身体能力を持つ、暗殺者。でもスパイを辞めて転職したのは、マンガ家。なのにまったく売れないという奇抜な設定です。映画のポスターはシューティングゲームの「ヒットマン:コードネーム47」のパロディということなんですけれど。手にしているのは色鉛筆や!

ヒットマン2

(画像はKMDbより)

本家のポスターはこちら。

ヒットマン3

(画像はナムウィキより)

わたしは「シザーハンズ」だと思ってましたけど。笑

画像3

(画像はIMDbより)

少年「ジュン」を演じるクォン・サンウは、もはや「韓国版ジャッキー・チェン」ですね。キレのいいアクションとコメディのリズム感。これを出せるのはクォン・サンウだけかも。

妻の尻に敷かれ、娘にはバカにされる父の、本当の姿。ですが、絶妙に情けなく笑わせてくれるところが、本当にうまいです。

メイキング動画が公開されているので、まずはこちらをご覧ください。アドリブに大笑いしている様子を見ればほら、映画も観たくなーるー!


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