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2024年、印象に残った本

 昨年は60冊ほど本を読みました。そのなかで特に印象に残った本を少し紹介させていただきます。

印象に残った7冊

南極ではたらく(綿貫淳子)

 料理人として長期間、南極の基地内で集団生活をした著者による、その体験記。
 自由に外出できない生活なのでなかなか大変だとは思いますが、それを楽しみに変えている方だと思いました。

日本人が奴隷にならないために(秋嶋亮)

 グローバリズムに巻き込まれつつある日本を、いかに阻止すべきかを語った提言書ですが、実際にはよほどの力が働かないかぎり阻止は難しい事を思い知らされ、憂鬱な気分になります。

働かないニッポン(河合薫)

「ジジイの壁」の実態をわかりやすく解説。動かないけど口だけは出すのは、けっして働く現場に限らず、どこにでもいます。
 いつの時代にも、どうしてこういう世代が出てしまうのでしょうか。不思議です。

ザイム真理教(森永卓郎)

 本来、官僚は政治家がコントロールすべきものですが、逆(官僚が政治家を洗脳する)状態。これはこの「教」は解散するしかない。そう思わせる書です。
 本当に許せません。

ジンセイハ、オンガクデアル(ブレイディみかこ)

 イギリスの底辺社会で暮らす人々の実態を綴った書。知らない世界を知れるのは本だからこそ。とはいえ、イギリスってけっこう大変な社会なんだと痛感です。

成瀬は天下を取りに行く(宮島未奈)

 キャラが立っている、といえばいいのか。おもしろい主人公が物語をおもしろく展開しますが、こういう話を書ける著者をうらやましく思いました。

弱者男性1500万人時代(トイアンナ)

 経済を回すためには、この1500人を活用する必要が絶対にある、むしろこの多数をほったらかしているのがあまりにも経済的損失、と思った1冊。

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594097417

そして、2024年でいちばんの本は↓こちら↓

個人的第1位


午前7時の朝ごはん研究所(小田真規子)

 食事づくりをせざるを得ない環境に置かれ、いかに手抜きで食事を用意できるかを考えていた時、「写真付きで簡単そう」と書店で見て手に取りました。料理本がこれだけ簡単な内容でまとめられていると、とても心強いです。パンに乗せるものをズラすだけで全然食感が変わる事がわかり、ちょっとした料理ならなんとかなるかも、と励まされた一冊です。

 たとえば、パンに乗せるものは前日と同じであっても、使うパンを前日と変える(たとえば食パンからロールパンへ)だけでも雰囲気は変わります。

今の生活状況を考えた中で、という要素も大きいので、なおさら「個人的」1位です。

前年の「印象に残った本」はこちら↓



#今年のベスト本

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。