独学で取った韓国語◯級(後編)
前回は、にわか勉強で韓国語を学び、現地へ出張で出かけた話等を書きました。
帰国後も1日20〜30分程度ですがラジオを聴きながら学習を続けました。
何年かしてから、「ここまでまあまあ勉強したんだから、検定でも受けておいて資格取っとこうかな。「勉強してきたんだぞ」という証明にもなるし」
と思い、調べてみたところ、頻繁に検定はやっているようだったので、軽い気持ちで「ハングル検定」というものを受けてみました。
試験本番
自転車で20分程度のとある大学が検定会場。
その時は、午前中に3級、午後に4級、というスケジュールでした。
せっかくだから両方受けてみよ。「3級がダメでも4級が受かればいいな」という感覚です。
午前中の3級試験。
教室に入ったら男性は私を含めてたったの2人か3人。残り40人近くは女性。
えええええええーーー
この光景に圧倒されました。
女子校かよ!!!
試験中は特にそれは気になりませんでしたが、純粋に試験が難しい。「こりゃダメかもしれないな」と自己分析してお昼ご飯を外で食べ、午後又大学に戻りました。
午後の4級試験
「又女性に囲まれるのか?」とビビりながら教室に入りましたが、こっちのほうはそんなことはなく、男性が3割ぐらいでした。ホッとしました。3級しか受けていなかったら「韓国語は女性が学ぶものだ」と勘違いしてしまうところでした。
3級のほうは緊張感がただよっていましたが、4級は試験官の方もリラックスモードです。試験の内容自体もまあまあ分かり、1級違うだけで難易度が全然違う印象でした。たぶん8割以上は正解だっただろうと思います。「これは大丈夫だ」と確信を持って帰宅し、実際合格できました。3級のほうはたぶん3・4割程度しか当たっていなかったと思います。
4級とはどれぐらいなのかあまりピントこない人もいます。そういう方には、「英検4級ぐらいです」と答えるようにしています。それで大概の方には納得してもらえます。
韓国人同士の会話はまったくと言っていいほど分かりません。
現地で電車や高速バスでの移動はできます。高速バスのチケットも買えます。
レストラン等で食事を注文することぐらいはできます。なので、ひとりで現地であっちこっちへ行くことはできますので、ひとりで韓国出張することも全然問題はありません。ただ、あちらの国でひとりでウロウロする日本人はいないようですし、韓国の方も単独行動はあまりしない国民性のようです。
試験を受けて思ったこと
高校大学までは試験のために学ぶ、という流れだったのですが、この時は勉強を続けていた延長線上として試験を受ける、という流れでした。試験自体がとても久しぶりだったので、新鮮な気持ちになりました。
「ここまでやってきたんだから力だめしでもしてみようかな」
検定もの、は、そんな思いに応えてくれるものだと思います。
マラソンや水泳は「タイム」が自分の頑張りの目安になり、ゴルフには「スコア」があります。でも他のスポーツにはそういうものがないのかもしれません。スポーツにもそんな「検定」は有効かもと感じつつも、「では誰がどういう尺度で◯級を決める?」という疑問もすぐ思い浮かび、意外にそれも難しい気がしました。