一人称の幸せを卒業する
『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』
という本を読みました。
ホスピスに勤めている方が「生き方」について書いた一冊です。
こういう啓発本は世に多々出ていると思いますが、筆者は医療現場で、余命の限られた方をたくさん診てきた、その経験から「どう生きるか」を述べているので、たいへん心にしみます。
ぜひ読んでほしいところがたくさんありますが、とくに心に刺さったのはここです。
一人称の幸せからの卒業
お金でも地位でも名誉でも、何かを手に入れれば、必ず「失う恐怖」かつきまといます。それを筆者は、「一人称の幸せ」と称します。この「一人称の幸せ」から卒業できれば、
「自分の元から去ってしまうのではないか」という恐怖に襲われることも、人と奪い合うことも、人と比べて一喜一憂することもありません。
とありました。
なるほどです。お金や地位ではないものを求める。
それは日々の生活を丁寧に生きることにも通じている気がします。
いいなと思ったら応援しよう!
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。