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「あとで整理する」は絶対にダメ

散らかり放題になってしまった家を片付けていますが、一向に進みません。

そこで感じていることは、「分別」の壁です。

「とりあえず後で整理する」
と、雑多なものを入れている大きなビニール袋やダンボール箱があります。
私が「整理したい」と主張しても、「とりあえず後で整理する」の一点張りでした。

東京都下の某田舎町は、ゴミ分別が実に細かく分かれています。

「えっこれも燃えるゴミでいいの?」というものもあるものの、何でもかんでも「燃える」一択ではありません。

ビニール袋やダンボールに入ったものを一個一個、こまごまと、分別していく必要があります。
「紙」「布」「燃えるもの」「燃えないもの」「プラスチック系」「危険物系(乾電池や蛍光管等)」

6つの袋を、自分の周りに広げて用意しておく事が理想なのですが、家は広くありません。というより、家がゴミであふれているため、6つの袋を用意するとそれでさらに散らかってしまうのです。なので、布や紙は、いちいち、別の場所へ持って移動して処分します。1箇所に集約させるためです。

で、燃えないゴミが意外に多くなって、指定のゴミ袋に入りきらなくなると、また、町指定のゴミ袋を用意する必要があります。
しかし、その袋が切れていることもよくあります。

「先にちゃんと買っておけよ」ともう一人の私が嫌味を言う。

意外に高額なゴミ袋だったから躊躇してしまったのです。

近くのコンビニは常に指定のゴミ袋の在庫が足りません。
少し離れたスーパーはだいたい在庫はあるのですが、閉店時間が早いのです。

そうして、ひとつの袋を空にする作業は、途中で挫折してしまいます。気力が続かないことも多々あり、結局中途半端な状態で散らかったまま終わってしまうことが多く、自己嫌悪感を持ってしまいます。

中には「捨てるのはもったいない」と思われるものもあります。

「布」の中には「服」があり、「紙」の中には「本」が、「燃えないもの」の中には「ビデオやDVD、CD」がある。買い取ってもらえそうなものもあるのです。

粗大ゴミを捨てる代金ぐらいはそこから捻出したいのです。
こうして、さらに分別の項目は増えて行きます。

あまりにも面倒すぎます。

ようやく数個のビニール袋を整理し、別の扉を開けたら、また複数個のビニール袋やダンボールが出て来ました。
結局10個以上はありました。
そして、「全部終わったかな」と思ってもおそらくまたどこかから謎のビニール袋やダンボールが出て来ます。出てくるたびに、「まだあったんだ」「またこれから分別か」という徒労感に見舞われます。いったいこの作業に何日使っているのか、1個を1日かけて整理しているとしても、対象物が10個あれば10日を整理の作業に使うことになります。こんなに無駄な時間の使い方はないと思います。

ゴミ捨て場に袋ごと投げ捨てても、町は引き取ってくれません。

だから、「とりあえず後で」なんて、絶対にやってはいけない。
大きなビニール袋やダンボールに「とりあえず」と、モノを入れる作業自体が全くの無意味。ゴミ屋敷への第一歩です。

「捨てる」「捨てない」でもめている方の参考になれば幸いです。


#今年の断捨離

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。