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どんな男になんねん


皆さまこんにちは

アメリカンフットボールではカリスマ的な存在の方の本です。

全編、超ウルトラコテコテ関西弁。

「ここ大事だ」と思うところに付箋を貼っていたら付箋だらけになってしまいました。

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以下、引用

アホなコーチに限って、いらんこと言うねん。分かってるコーチは、ちゃんと見てる。損得発想で観察してけば、無理矢理変えさせるよりも、選手に気づいてもらった方が得や、と気づくようになるよ。


四年生がとことん賢くなって、下級生に説明できるところまでもっていかないと勝てない。
ウチの四年生はほんま大変なんよ。
幼稚園や保育園の頃は大人に対して質問攻めやで。(略)親は説明せなしゃあない。なんで聞かなくなると思う? まともに答えてくれる大人が少ないからや。そういう意味では責任は大人の方にあるんやけどね。それで空気読め、とか実態にない訳の分からんものに取り込まれて、誰も質問しなくなる。怖いよね、そうなってしまったら。
人間はすごい能力を持ってると思うねん。相手からプレッシャーを受けるなか、一瞬にして解答を見つけて、肉体を使って成功させる。もちろん、失敗する場合も多いけど、練習によって成功率を高めることはできるしね。
楽しむはEnrichment(enjoyではない)
昔はね、一年生がグラウンド整備やら雑用をやってたんです。でも、途中から俺が変えた。四年生がいちばん先にグラウンドに来て、いちばん遅くに帰っていく。逆に一年生がいちばん遅くにグラウンドにやってきて、いちばん最初に帰っていく。(略)俺からしたら合理的判断です。
アイビーリーグの大学で学んでいるのは賢い学生だから、将来は実業家になったり、なかには政治家になったりする人材もいる。大学の考え方としては、机上の勉強だけではリーダーシップはとられへん。だから、運動もやりなさいと奨励していると言うとった。スポーツでしか磨かれへんリーダーシップがある。それを大学の経営陣が認めてるんです。
ビッグゲームの前には先祖の墓参りには行ってます。(略)手を合わせながら、こう話します。明日、大事な試合があります。見ててくださいよ、と。勝たせてくださいなんて、そんなんナンセンスや。ご先祖様にお願いして勝てるんやったら、毎日、グラウンドに行かずに墓参りしとるわ。
前例主義は手堅いように見える。無難なんです。でも、それは裏を返せば、いま自分たちに足りないものが見えていないということなんです。
他の競技の指導者の人でも、一つのことを極めると、他の競技の大切な部分が見えてくるんちゃうかな。

参考になることばかりです。

指導者というのは、選手たちと共に学ぶことができる。それこそが指導者の楽しさ、やりがいなんだと思います。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

#推薦図書

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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