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すごかった1年、退屈だった1年


2021年の良かったこと3傑

(1)健康体でいられたこと

(2)会社がつぶれず、仕事を続けられたこと

(3)ヤクルトの優勝

ま、総括すると、今年「も」すごい1年でした。

ひとことでいえば

忙しいけど退屈

今まで一度も味わったことのない感覚です

目の前に課題が次々やって来てそれをこなすだけで1日が終わり、寝る。そうして1年が終わりました。

忙しい年はこれまでたくさんありましたが、とても充実感がありました。
そして自分も発展しているという感覚がありました。

しかし今回は、ただ「こなす」だけ。成果があがっているかわからないので、発展していると言う感覚もつかめぬまま。

課題から解放されているのは、往復の通勤電車の中の読書時間だけでした。

三井住友銀行の頭取、日本郵政の社長を務め「ラストバンカー」の異名を持つ西川善文氏は、仕事についてこう述べています。

ともすると、人は他人の力を借りずに仕事をしようとするものだ。特に真面目な人ほどそういう傾向が強い。しかし、何でもかんでも自分だけで対応するのは無理と心得たほうがいい。現実問題として自分にできないことはできない。そこで、できないことは誰かにやってもらう。正確に言えば「他人の力を借りる」のである。

おっしゃる通り。しかし、社員がたった二人か三人というなか、現実としてアルバイトを雇う予算も取れません。他人の力を借りるための資本がないのです。

結果、自分がやらざるを得ません。

「切り替え」のために

少しでも変化をつけようと、休みの日にゴロゴロせずに極力外へ出ようと心がけました。

「A」もともとやるべきこと

=親の介護施設訪問、墓まいり、実家の清掃、買い物の付き添い

「B」それ以外

=釣り、運動

「A」は自分の意思でない「ルーティンワーク」で、これで月間の休日の半分くらいは埋まります。そのほかの休日で「B」をいかに埋められるかが、心の具合を左右します(大げさですが本当にそうです)

Bが月2日あれば、乗り越えられる。1日もないと相当心は荒れます。

釣りは雨天の時、晴天だが強風の時はできません。あまりにも寒い時も行きませんし1月から4月ごろまではあまり釣れないので、海には行きません。

いや、別に行ってもいいのかもしれませんが、そんな状況で「ボウズ」だったりすると、精神的な落ち込みが激しいので、行かないことにしています。

2日のチャンスがともに雨天荒天にならないように祈ってきました。

でもどう考えても海へ出向くのがアホらしい日が続くと、私にはやることがありません。

家でボーッとしていると、本当にやることがない。ないわけではなく「浮かばない」のです。そういう精神状態になっているのです。ある本に、「人間はあまりにも忙しくなりすぎると他のことが考えられなくなる」と書かれていました。まさに、それです。

そういう意味では、今年は「袋小路」を感じた年でした。

唯一、ヤクルトが勝ってくれた時が、現実を忘れさせてくれる瞬間でした。



#2021年の学び

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。