うつ病にかかったら、早めに仕事を辞めるのも、ありではないか?
私個人の意見ではありますが、結論から先に言えば、うつ病で仕事を辞める事は、ぜんぜんアリです。
当初は辞めないで頑張ったとしても、半年後、1年後には辞めている人も多いです。
無駄に悪化させないうちに辞めて、治療に専念した方が、うつ病から早く脱出できる場合もあると思います。
少なくとも20年も病んでいる、私がやらなかった事なので、ベターな選択である可能性も高いですよね。(* ´ з`) シクシク‥‥
私の場合は当初、「3ヶ月~半年は自宅療養」と、医師に言い渡されて、休職に入りました。
同僚や社長に迷惑をかけるのも、申し訳なかったですし、昇給や昇進にもマイナスですし、休んでいる事のストレスは、非常に大きかったです。
うつ病にかかり、長期療養の休職に入ると、すぐではなくても、数ヶ月経って復職できなければ、会社を辞めるべきではないかと、考える事はあると思います。
職場のパワハラやセクハラ、過重労働などが問題で、うつ病を発症した場合は、当然考えると思います。
しかし、職場に問題がなく、家庭の事情や、男女関係の問題などで、うつ病を発症した場合でも、辞めた方がいいかも知れないと、思う事もあります。
何ヶ月も仕事を休めば、同僚や会社(売上や経営状態)には当然迷惑がかかりますよね。
うつ病にかかる人は、真面目な人が多いと言われますので、逆にいい会社で、いい同僚に恵まれた方が、長期休職は罪悪感が辛くもなるのです。
お金の問題や、周囲からのプレッシャーと合わせて、この罪悪感や責任感も、早く仕事復帰しなければと、焦ってしまう原因だと思います。
しかし焦って復職したために、治りかけたうつ病が悪化して、また休むという状況になる人も多いので、このタイプの復職失敗は、絶対にやらない方がいいのです。
本当にうつ病を長くわずらう人には、仕事復帰失敗が多いの?
アンケート結果
https://twitter.com/NumaHaru333/status/1120669433859411969
まあ、そんな感じて、自分は真面目でいい人だから、会社が心配でストレスが辛いな~と感じる人は、一旦仕事を辞めるのは、間違いだとは言えませんよね?
本当はそこまで、会社の心配をしなくてもいいんでしょうけど、そこは性格が真面目だと、なかなか開き直って、楽しく療養なんて出来ないもんです。
(経験者談)
さて、そういう理由ではなく、「うつ病からは、再就職が難しい」ために、仕事は辞めないで、治療をした方がいいというような、意見もよく聞きます。
確かに、再就職で苦労している人は、多いのですが、そうは言っても、就活の段階では、そんなに挫折した人が居ないのは、下のアンケートで分かると思います。
うつ病からの社会復帰で、挫折した経験の内訳
アンケート結果
就職が難しいと言われていますが、就活の段階で挫折している人は、このアンケートを見る限りでは、意外と少ないですよね。
勿論、このアンケートは私のTwitterアカウントで、いい加減にやっていますので、それほど信憑性がある物ではありません。
しかし、この結果は最近だけの話ではなく、4~5年以上前の失敗経験も、ふくまれております。
元気な人でも、なかなか就職先が見つからなかった、就職氷河期に就職するのは、当然大変だったはずですから、もっと沢山の患者さんが、就活で挫折して居ても、いいように私は思いました。
このように分析すると、うつ病からの社会復帰で、一番のネックは、就活ではないのです。
実際、私自身は就活で困った事はありません。
まず高望みしませんし、自分の学歴などからすると、簡単そうな仕事に応募するので、不採用にはなかなかならないんでしょうね。
もちろん、仕事が多い神奈川県在住という面もありますから、どこに住んでいてもそうとは言いませんが、しかし就活よりも、大きい問題があるのが、上記のアンケート結果から分かります。
働き続けられる程度まで、十分に回復してから、就職するという部分で、失敗している人が多いという事です。
これはよくある話で、うつ病で長く休めば、貯金も減って来ますし、早く働かなければ、ヤバい情状になるのが普通です。
そのため、もともと真面目な人が多い、うつ病患者ですから、「辛くても働かなければ」、という気持ちになる患者さんは、非常に多いのです。
この焦りは、患者の視野も狭めてしまうため、とても仕事は無理な病状でも、頑張れば行けると、考えてしまう事にもなります。
医師の制止も聞かずに、就活を始める人も、実際に多いです。
だからアンケートでも、就職はできたものの、働き続けられなかった人が、半分以上いらっしゃるのでしょう。
この点を是正するだけで、かなりの人が社会復帰に、成功したかも知れないと、考えていいと思います。
当然、それで誰でも再就職に、成功する分けではありませんが、成功率は確実に上がるはずですよね。
アッ(- _ - ;) ・・・・ 論点がずれたかも。
ともあれ、最初の議題に戻りますが、会社を辞めて治療をするかどうか、検討する場合は、一度辞めると採用されにくい事を、そんなに気にしなくてもいいという事ですね。
そもそも終身雇用制が終焉をむかえ、企業は中途採用も増やしております。
もう何度か転職していると、仕事が見つからない時代ではないんですね。
再就職できないかも知れないから、仕事は辞めないという選択肢は、実はそんなに気にしなくてもいいのです。
うつ病は、あのケチな厚労省が、サポート制度を作ってくれるほどの、大変な病ですから、仕事よりも治療を優先するのが、本当に大事です。
うつ病を甘く見て、長年失敗をつづけて来た私と、同じ失敗はしないで欲しいと、切に願っております。(*´Д`)ノ”
強いて言えば、年棒1000万円の、超やりがいのある、働きやすい仕事だったら、辞めない方がいいかも知れませんが・・・・
いや、そういう仕事に就ける人は、いつ辞めても他の仕事があるんだよな。(苦笑)
やっぱり、仕事を一旦辞めるのは、必ずしも避けるべき事ではないですね。
傷病手当や、自立支援医療などの支援制度も、仕事を辞めても受給できますので、会社に籍を置いておくのが、プレッシャーになっている人は、退職も悪くないと思います。
極論すれば、辞めても辞めなくても、失敗する人も居ますし、成功する人も居ます。
どっちを選んでも、『正しい選択だった』となる保証は、ありません。
(+ _ +;) ‥‥‥ だったら、どっちでもいいんじゃないでしょうか?
以上が、私の意見です。
ご参考になれば、幸いです。
お大事にどうぞ。
(*^^)v うちは夫が十分に稼いでおりますので、 お金があまって困っている方のみ、ご協力いただければ幸いです。 (情報発信用機材にでも、使わせていただきます)