うつ病の治療中に、太る人は非常に多い
あまり一般には知られておりませんが、うつ病の治療中に、太ったと言う人は、非常に多いです。(T o T)シクシク‥‥
うつ病の症状により、運動不足になったり、仕事を休んで活動範囲が、狭まるのと同時に、ストレスで暴食・暴飲におちいる場合もありますから、どう考えても太りやすくなりますよね。
また抗うつ薬には、食欲が増したり、脂肪が体につきやすくなるような、作用がある物もあるようで、「薬を変えたら、太らなくなった」と言う患者さんも時々見かけます。
とにかく、うつ病を治療している間は、太る要素がテンコ盛りと言っていいでしょう。
ちなみに、「太る人が非常に多い」とは、どのくらい多いのかと、私のTwitterアカウントで、アンケートを開催してみました。
アンケートのツイート
ttps://twitter.com/NumaHaru333/status/1145897091383717888
このアンケートは、個人がTwitterで、テキトーにやっているので、厳密に信頼できる数値、とは言えません。
でも、半数以上の患者さんが「太った」と回答しているのは、無視できる数字でもないと思います。
とくに10kg以上太った人が、4割というのは、大変な惨状ですよね。
さて、こういったアンケートなどで、私が訴えたいのは、体重が増えない薬を作ってくれとか、医師の指導が悪いとか、そういう事ではありません。
(可能なら造って欲しいけど)
体重増加が深刻なのは、体型を気にして、引きこもってしまったり、ショックで更に凹んでしまう人が、意外に多いという事だと、私は考えています。
ご存知のようにストレスは、うつ病の回復をさまたげ、悪くすると病状を悪化させる場合もあるので、軽く見るべき問題ではないでしょう。
前述のように、うつ病には痩せにくくなるような、症状がいろいろありますから、「ダイエットしなさい」と言って解決するような、簡単なものではありません。
痩せるのが困難ならば、少しでもストレスを軽減するような、情報が必要だと思います。
例えば、「うつ病にかかると、太る人が多い」という事実を知らない患者さんは、自分の生活管理が悪かった、努力が足りなかったなどと、激しい自己嫌悪や、劣等感にさいなまれる場合があります。
(Twitterで時々見かけます)
しかし、薬や症状のために太りやすい事、更に患者の2人に1人は太っていると分かれば、自分の『努力が足りないせい、だけでは無い』と考える事も、容易なはずです。
まあ、私自身も大して努力家でもないので、100人に94人は出来るというなら、出来そうな気もしますが、100人中、49人しか出来ないような事は、出来ない可能性が高いと思っています。(笑)
また『うつ病の薬の副作用でも、太りやすくなる』といった情報が、世間の一般常識になれば、「なんでそんなに太ったの?」「少しは痩せたら?」などと言って、患者を苦しめる人も減るでしょう。
癌の治療で、髪の毛が抜けてしまった人に、「ハゲ」と言う人がほとんど居ないのは、『癌の治療で髪が抜けた人だんだ、大変だったんだな』と、たいがいの人は知っているからです。
うつ病の体重増加も、そのくらい知れ渡れば、患者のストレス源は、確実に少なくなるだろうと思います。
情報は力、ペンは銃よりも強しですね。
(*´ з `) ま、5年、10年じゃそうはならないでしょうけど、そういう方向へ社会が進むように、情報発信をして行く予定でおります。
皆さんも、お大事にどうぞ。
【備考】
私のTwitterアカウントは、うつ病の話題に特化しており、すでにうつ病から社会復帰している人は、あまり見ていないと考えられます。
うつ病では一旦太っても、元気になるにつれて、運動したり、ダイエットを成功させやすくなりますから、社会復帰した頃には、体重を戻している人も増えると思います。つまり、「太ったけど元に戻った」という人は、実際は上のアンケートよりも、かなり多いだろうと考えられます。
かく言う私も、一時期かなり寛解に近い状態で、仕事に就いていた頃は、スポーツジムに通って、多少は減量に成功していました。
(完全に戻ってはなかったけど)
まずは、うつ病治療を優先し、元気が出て来たらダイエットや、健康的な食生活を考える方が、おすすめだと思います。
(*^^)v うちは夫が十分に稼いでおりますので、 お金があまって困っている方のみ、ご協力いただければ幸いです。 (情報発信用機材にでも、使わせていただきます)