【わたしのこと】意地をはって、認められなくて、また言えなかった
今日もまた本音を言えなかった。
もっと詳しく言えば、自分でも何が本音なのかわからなくて、適切に伝えられなかった。
就労移行支援という一種の福祉業界で働いているため、在宅勤務が奨励されているこの状況下でも、出勤しての対面支援が基本だ。
それでも子供がいる家庭や、障害者枠で精神的に影響の大きいであろう社員にはテレワークが許可されている。
最近はなんだか体が重くて、仕事にも身が入らなくて、ほとんど定時で帰っていた。(それは別に悪いことではないけれども)
なんだか油が差さっていないようにきしんで重たい身体、頭痛。
コアタイム以外の個人タスクの時間には、「これを使用しよう」と進んで取り組めていた積極性がない状態。
文字通り重い脚を引きづって帰宅する、達成感がない。何かを達成したいという強い気持ちも薄れてきている。
そんな時、上長が声をかけてきた。身体障害だけでなく、不安障害もありながら働いていることを、その人1人にだけ、伝えている。
「会社からの発表にもあったけど、在宅に切り替えても大丈夫だよ。精神的にもきつい場面もあるだろうから」
きっとこれまでの働きぶりや体調の変化を見て、気を使ってくれたのだ。有り難い。
でも私はその提案を断った。
「勤務して、通勤で運動して人と関わるほうが、体にも心にもいいので」
「今は精神的にというよりも、身体的な疲労のほうが大きいんです」
半分本当で半分嘘だ。
本当は家で自分のペースで働ければそれが理想。だが、ほかのスタッフと離れた場所で仕事すると、自分が阻害されているような気持ちもある。
家で過ごしたいが、「通勤して働いている」現状の社会人としての自分を保ちたい。
弱い、と思われたくない。何よりの本音。
だから、精神的なものより身体的な部分のほうが…なんて伝えたのだ。
正直に言えば、両方同じくらいの負担感で、心と身体お互いが作用して負のスパイラルに陥っているのに。
意地でその申し出を断っているのか、現状何とか自分の to doは行えていると思うから断ったのか、どちらでもある。
即答はできなかった。
でも、返答した瞬間に頭に浮かんだ「弱いと思われたくない」この意地っ張りな気持ちが何よりの本音だと思う。
まだ自分が精神障害があることを、今のこの状態がそのためであるかもしれないことを認めたくないのだ。
受け入れたらどんなに楽になるか、頭ではわかっているのに。
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