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AIは人間から「奪う」のか? ―『僕とアリスの夏物語 人工知能の、その先へ』(谷口忠大著。岩波化学ライブラリー、2022)
人工知能(AI)とひと夏の青春物語舞台は今よりAI技術が発達した近未来の街。 自宅に引きこもっている少年のもとに、謎の美少女がやってくる。 何か秘密があるらしい少女に振り回される少年。 幼馴染の少女やライバルの同級生なども登場する、ひと夏の成長物語… こんな青春小説と、現役の情報工学者による「本気のAI解説」が同時進行するのが『僕とアリスの夏物語』だ。 それぞれの章が小説パートと解説パートに分かれていて、小説と人工知能(AI)入門書のどちらとしても読めるようになっている。