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「沼津倶楽部」でノスタルジックな大人ランチ

先日、誕生日のお祝いで「沼津倶楽部」でランチをしてきました。

沼津の千本浜公園の近くにある「沼津倶楽部」には、客室がわずか8室の和モダンな集合別邸と、1913年(大正2年)に建てられた数寄屋造りの茶亭があります。

敷地に足を一歩踏み入れると、思わず息を吞みこんでしまうほど、静寂した空間が広がり、客人を迎えてくれます。

外界から切り離し「静の時間を楽しめ」と言われているようです。

駐車場からこちらを通って
中に入ります。
静まりかえった広々とした敷地


おそらく昔はここが正門になっていたのでしょうか
長屋門がありました。

今ではめったに見られない茅葺屋根。
日本の伝統の技です。


その地で自生された樹木も残しつつ手入れをしたような庭園を歩きながら奥へと進んでいきます。

苔の絨毯が美しい

敷石の上を歩いていくと、左に集合別邸が見えてきます。

全ての客室から水盤が見える造りとなっていました。
また、こちはの水盤は富士の湧水がこんこんと注がれて出来ているようです。

予約時間より早めに着いてしまったため「沼津倶楽部」のロビーで待たせていただきました。
こちらから見る水盤も素敵です。

別邸は、京都を思わせるような現代風な造り。
大正2年に建てられた茶亭は歴史を感じさせるレトロな造り。

どちらも心が落ち着く雰囲気です。

他のお客様がいらっしゃったので、室内の写真は遠慮しました。

こちらのランチは、モダンチャイニーズのコース料理となっています。

季節の鮮魚の藁焼き、イクラ、よだれ鶏、につける餃子、からの麺、上海蟹小籠包、麻婆豆腐、杏仁豆腐

藁焼き。
藁の風味が格別でした
紹興酒漬けのイクラ

アルコールを飛ばしてない紹興酒漬け、と聞いてお酒が飲めない私は
(食べれない~残念)と一瞬諦めかけるが
大好きなイクラはやっぱり諦めきれない!!
勇気をだして一口食べてみたら、「オ・イ・シ・イ💛」
アルコールが苦手な人でも食べられます。

ピーナッツ入りのタレは珍しい!

よだれ鶏の余ったタレは、このあと出てくる餃子と麺にもつけていただきます。

麺を食べたときピーナッツの甘さと、コリコリした食感が合わさって美味でした。

蟹の風味が口の中で広がって
今まで食べた小籠包の中で
イチバンの美味しさ!
けっこうパンチがきいた辛さ。
クセになりそう。

一品一品が少量ずつなので、女性でも物足りないかな?と思いながら食べていたら、最後の麻婆豆腐を食べ終わる頃にはしっかり満腹感を味わえました。

ご飯のおかわりは自由なので、ここでお腹の具合を調整できますね。

食後のデザートです。
お品書きでは杏仁豆腐と書かれてましたが、この日のデザートは紹興酒入りのアイスでした。

私だけお誕生日用の特別デザート。
紹興酒入りのアイスめちゃめちゃ美味しいです。


最後に・・・

「沼津倶楽部」は建物内に流れるBGMはありません。
私個人としては、それがとても心地良かったです。

余計な音が無く、室内が静まり返っているため、会話のトーンも普段よりも落とし気味で、食事に意識を集中することができました。

料理の色合いを眼で楽しみ、
鼻からはいってくる香り、
口の中で広がる素材の味、

一口一口丁寧に
美味しさを噛み締めながら食べる。

料理の味といっしょにその場の「静なる空間」も楽しんだ食事となりました。

普段の生活の中では、たくさんの音に囲まれて生活しています。

たまには「静」を感じながら、五感をフルに感じながら食事するのも気持ちが良いものですね。

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