一月の星々、ふりかえり|140字小説
140字小説コンテスト「月々の星々」
一月のお題は「結」でした。
結、どれもこれも大変な難産でした!
書や光はすらすら書けたんですが、この違いは何だろな……? 一文字では使用しづらい文字だったから? 単に「結」という字を混ぜ込むだけでなく、「結」というお題を生かした話を書こう、と自分で目標を設定してしまったためにさらに首をしめてしまった気がします。
(追記)
no.5が予選通過しました。煩悶しながら捻り出した甲斐がありました…!
ではふりかえり。
真夜中にむにゃむにゃと「結」のネタを考えて「舞の結髪」という謎単語をメモ帳に残して寝落ち。そこから生まれた作品。結髪は「けっぱつ」と読みます。たぶん結のつく二字熟語とかを検索していて思いついたんじゃないかな……。
何がしかの小説の冒頭のような雰囲気になりました。「恋も知らなかった」という締め方が個人的には気に入っています。
これも真夜中むにゃむにゃメモの「星を結んで夜空を彩る」から生まれました。「結」のイメージが一番強く出たかなと思います。
これもむにゃむにゃメモから。
結婚相手との指結び。約束を破ったら指切りより酷い罰を受けそうです。
大人になると、なかなか指切りもしないですよね……そんなことない?
小指同士を絡ませるって、すごく親密で厳かな動作だと思います。
このあたりからさらに難産の度合いが高まってゆきます。
結晶をテーマに何か書こうとして、雪の結晶? 宝石の結晶? とこねくりまわし……いつもと違う雰囲気のものが出来ました。ちょっと無理してる感じですね。これが出来上がるまでに三作くらい没にしています。
ザ・手癖!
お題を生かそうとして考えすぎて、なんだか自分らしいものが書けてないな……と思い。お題へのこだわりを低めにして書きたいように書きました。
こちらは没作。
蜘蛛の糸をイメージ。
最初はこれを五作目にしようかとおもっていたんですが、どうにも中途半端だなぁと思ってやめました。
他にも、結ならぬ糸と吉の物語とか、結と結びつく二字熟語をいっぱい盛り込んだ話とかを考えていたんですが、とうにも面白く仕上がらず……。
そういう言葉のセンスが必要な作品を書くのは難しいなぁと思い知りました。
以上、一月の星々のふりかえり、おしまい。
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