最高のプレゼンの届け方 | #5. 効率的なスライド作成
今日から使える「ことわざ・格言・名言・ありがたい先人の知恵」をまとめた「Steal with Pride」シリーズ、そして、参加者の人生の転機となる「魔法がかかったような瞬間」であるマジックモーメントの醸成を目指す「毎回を神回にする」に続く第三弾。今後は「最高のプレゼンの届け方」(全 7 回)をお届けします!
僕のこれまでの知見を言語化した集大成とも言えるプレゼン研修。なんと、過去 3 年 30 回以上 300 人以上の同僚に提供して、Avg CSAT 5.0 満点を維持している「毎回を神回にする」原点を大公開します🎉
今回のテーマは、ストーリーテリングには欠かせない「効率的なスライド作成」。
ポイントは、「相手が主役のストーリーで、いかに共感と気づきを醸成できるか」ということ。
相手を主役にしたストーリー作りにおいて、妥協はしてはいけません。
見せるプレゼンは人を寝かす!魅せるストーリーが人を動かす!
なぜなら「見せるプレゼンは人を寝かす!魅せるストーリーが人を動かす!」からです。
話し手が主役の一方通行で独りよがりの「見て見てプレゼン」では、相手は寝てしまいます。
ぜひ、相手が主役の「共感と気づき」を与えるストーリーで、相手を魅了して行動を促してください。
Building Rapport!(信頼関係を築くこと)
そのためにも意識すべきは、Building Rapport!(信頼関係を築くこと)です。
相手の無意識に働きかけるものの、それは、決して Manipulate(操る) して自分の都合の良いように手玉に取るのではなく、真摯に向き合う人として Connect(繋がる) することを目指します。
効率的なスライド作成のための Five Steps
プレゼンは、事前準備が 9 割。いきなりスライド作成するのは NG です!
成功の定義を明文化することから始めて、ストーリーのアウトラインを決めたら、データで補強してストーリーをバルクアップします。
焦らずに、ここには十分な時間を割いてください。急がば回れ。一見遠回りに見えて、実はこれが近道です。
7-8 割程度のストーリーラインが完成したところでスライド作成にとりかかります。
その際には、「このスライドやスクリプトがなくても、伝えたいストーリーは成立するか?」と自問自答を繰り返してください。基本姿勢は、Less is More です。
必要不可欠なもの以外を、オッカムの剃刀でバッサリと削ぎ落とします。
スライド作成の際には、勇気を出して「もったいないお化け」を退治してください。
スクリプトを書き出す主な目的
以下のいずれかが該当する方は・・・伸び代の塊!
見慣れたスライドだから、スピーカーノートを書き出さなくても、なんとでもその場で説明できる!
自分が伝えたいことは明確だから、事前の練習なんて不要だな!
とりあえず、言いたいことが言えればいいや!
実は、スクリプトを書き出す主な目的は 3 つあります。
まずは、推敲。
スライド作成の「やっちゃいけないこと」で紹介したように、できるだけ単文(主語述語が一つのみ)を心がけます。
文頭は接続詞や感嘆詞など、文末は体言止めや倒置法などを活用して、表現が単調にならないように工夫しています。
次に、タイムマネジメント。
持ち時間を考慮してスクリプト(話す内容)の分量を調整します。
カツカツには詰め込まずに、30 秒から 1 分程度のバッファを確保できると理想的です。僕は、1 スライドあたり 4-5 行(20-30 秒目安)に収まるようにしています。
そして、徹底的に練習。
徹底的に練習して場繋ぎ音(Filler Word)NG ワードを無くします。
書き出したことを一言一句正確に言う必要はありません。あまり気にしすぎると棒読みになるので、ざっくりと、7-8 割程度を当てに行くイメージで OK です。
スクリプトを書き出す主な目的は、当日のカンペではありません。カンペ・・・おまけレベルです!
次回のテーマは、「効果的なストーリー作成」です。
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FYI:併せて 「Steal with Pride」「毎回を神回にする」シリーズもどうぞ!