好きな場所で生きていく
「こっちに住んだ方がいいんじゃないですか?」
先日京都のとあるカフェを訪れ、お客様も私以外にほとんどいなかったので店員さんと話していたときに言われたことである。
正直京都に住むってことはずっと考えていた。京都、とりわけ宇治に関しては私の好きなアニメの聖地であり、もう十回以上も訪問しているから考えない方がおかしいかもしれない。
今考えれば恥ずかしい話だが、高校生のころは「京都市長になってやる」と思っていた時期もあったりしました。笑
就職活動のときはたまたま日程の調整がついたので京都市役所を受験したりと具体的な活動もしていました。仕事に関しての不満が溜まっている私にとってはとても良い話のように聞こえますが、そんなに気楽に考えていいのかと思う私もいます。
好きな場所に住むメリット
それは圧倒的に「好きな場所に毎日行ける」ところだと思います。
アニメの舞台や好きなお店の近くに住んで毎日通えるようになるというのはとても素晴らしいことですし、羨ましくも思います。
住んでいること自体がモチベーションになることも間違いないと思います。
好きな場所でやりがいのある好きな仕事ができるのであればそれが一番いい生活を送れるのではないでしょうか。
例えば私が宇治に移住したとしたら毎日山登りして、好きなお店でランチなどして・・・って考えると仕事のパフォーマンスも今まで以上に上がるような気がします。
好きな場所に住むデメリット
デメリット、というか正しいのかわかりませんが、上記2つに書いたメリットは実に短期的なものだと考えます。
確かに最初はその土地に住むこと自体とても楽しいと思います。しかしながら、それはせいぜい最初の1か月くらいな気がします。半年、1年、2年と経つことに慣れてしまい、それらのメリットは消滅してしまう気がします。
「好きなことを続ける」って大変だと思います。「好きなもの」だからついつい理想や現実を抱いてしまう。それとは違うギャップや闇の部分をみてしまうと想像以上にダメージを負ってしまう。その覚悟ができるかどうかというのは難しいところだと思います。
結局何が正解なのか
正解なんてないと思うし、求めるのも違うと思いますが。
個人的には京都には住まないと思います。
京都は「観光地」としての価値しか求めていないというところが大きいかもしれません。
確かに住むことが出来たら、先ほど書いた上記メリットを受けることができると思います。しかしながら、そのメリットも長期的に考えたならばそこまでして手に入れたいものでもないかなというのが正直なところです。
京都はいつまでも観光地、そして聖地としておく。これが現時点の最適解だと思います。
今回訪れたカフェ。名前は伏せておこうかなと思いますが、確実に京都に行ったら必ず行きたいと思うくらい良いカフェでした。店主さん、店員さんともいいお話が出来たのでうれしかったです。
以上、好きなところに住むことについて考えてみたでした。