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アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話1/3
こんにちは。
谷田です。
アートって何だろうってことを、人生の7割くらいの時間をかけて考えてきました。(いきなり嘘)
アーティストとクリエイターの違いって何だろうって議論は掃いて捨てるほど世の中に溢れています。アーティストはクリエイティブじゃないとやってられないだろうし、そもそも分けていること自体が間違っているのかもしれない。なんて思いながら生きているもうすぐ40歳の私です。
昨日、弊社が企画したイベントの告知をさせてもらいました。
誰も読んでないと思いますから、ついでに私がこのイベントをやろうと思ったことについて3回に分けて書こうと思います。
今日はその1回目です。
80歳の少年との出会い
新宮晋って誰?っていう方もいらっしゃると思うのですが、まず私は新宮晋の作品が好きなのです。ご存知ない方に向けて新宮晋さんのWebサイトをご覧ください。
https://susumushingu.com/biography.shtml
世界中に作品があり、まさに「世界的に活躍する芸術家」だと思っています。80歳を超えた今もフランス ブロワのシャンボール城にて展覧会を開催中で、現地メディアからは「東洋のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されています。昨年もルクセンブルグのMUDAMにて半年間にも及ぶ展覧会を行われました。関東の方ですと、銀座のエルメスのファサードの頭上に美しく風で動いているオブジェをご存知の方も多いのではないでしょうか。
新宮晋 シャンボール城での展覧会の様子。
https://www.chambord.org/fr/decouvrir/programmation-culturelle-chambord/susumu-shingu-une-utopie-daujourdhui/
以下は現地メディアに取り上げられた記事。
MUDAMでの展覧会の様子
https://www.mudam.com/exhibitions/spaceship
私は兵庫県篠山市出身です。新宮晋がアトリエを構えるのはその隣の市である兵庫県三田市なのです。私は新宮さんの展覧会を見て一瞬で心を奪われ、アトリエまで押しかけてしまった迷惑な人間なのです。
私の自宅から車で1時間ほどでアトリエに行けるのですが、僕は新宮晋氏とこの数年間ものあいだ交友を温めてきました。パリやルクセンブルグへの旅をご一緒したりする中で新宮氏の作品に込められたものに、かなり影響を受けたという経験があります。
絵本や書籍なども多々出版されています。
幼少期に読んだという方も多いのではないでしょうか。
本当に純粋な少年のような80歳の芸術家・新宮晋。
私は、このイベントを通じて新宮晋をご存知なかった方にこの機会に知って頂けることが本当に嬉しいのです。
そして、とんでもない新宮晋のスケールの大きさを感じて欲しいのです。
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とんでもない男 落合陽一との出会い**
私を落合氏に紹介してくれたのは、元 日本マイクロソフトの会長 古川享氏。通称Sam Furukawa だった。2016年に慶應義塾のフォーラムにライゾマの斎藤氏、1→10の澤邊氏、ゲームクリエイターの水口哲也氏、そして落合氏に加え、私が登壇するというクレイジーなイベントがありそれに参加したのがきっかけでした。
↓当時のビジュアル
(このクレイジーな企画を考えた首謀者がもっともクレイジーなSamさんなのだが…)テーマは2020年の開会式どうするかな?って内容だったのですが僕は、「爪痕を残したるでー!」と勇んで参加し制限時間25分のところを40分近く話して、イベント主催者側を大いに焦らせていた。それを客席から爆笑していたのが落合氏だった。
その時は控え室が一緒だったこともあり、彼の話を聞くことができたのだが、とにかく、出会った時の彼の印象は『強烈・鮮烈・爆裂』だった。
その後、何度かお互いのイベントに顔を出したり、食事をしたりする中で、どんどん彼のことが理解できて行きました。何より彼の作品を見た時に彼のとても人間臭いというか人間味溢れるメッセージというか哲学を感じることができたことが新鮮でした。
会話の中で感じたこと。
「あ、この人多分、タイムマシン持ってんな。」でした。
とにかく、未来予測のための無駄なことの切り捨てが半端ないから、ものすごく簡潔な言葉を人の数十倍の量で話してくれるので、1時間くらいの打ち合わせでも1時間で4冊くらいの書籍を読んだくらいの情報量がある。
速読したことないけど、多分こういう感じなんだと思う。
そんな会話の中から、、、
テクノロジーの権現というステレオタイプのイメージは全く似合わない、禅の僧侶のような彼の『問答&説法』を聞くなかかで私は不思議と「あれ?新宮さんと言ってること同じじゃね?」と思うようになっていったのでした。
新宮晋と落合陽一。
年齢差50歳を超える2人の才能との出会いから、このプロジェクトは進み出したのです。しかし、その道のりは険しいものでした・・・
2/3へ、つづく・・・
追伸:兵庫県なんだ!イベント告知にご協力ください。
兵庫県のしかも三田市に落合陽一氏を招きこのイベントを開催することは、ほとんど奇跡に近かったのですが、気合いを入れて947名の大ホールを借りてしまいました!入場は無料ですが、交通費かかるじゃん!という厳しいお声も聞こえてまいりそうで怖いですが、許してくださいませ。
何よりも三田市(さんだし)と東京の三田(みた)を勘違いしている人が多いのもめちゃクレームになりそうで怖いです!
*ちなみに三田市(みた・し)はありません!
な・の・で
兵庫県三田市(さんだし)で開催ということを多くの人にご理解いただきたいので、皆さん。SNSなどでの情報拡散にご協力いただけますとありがたい所存です。
▼イベント参加申し込みは以下のサイトから▼
チラシも更新した!
以前はなかった三田市総合文化センターの前に「兵庫県」とつけました!
「兵庫県」とついてなかったチラシ8000枚を破棄しての大英断を、ご理解いただき、ご協力いただけましたら幸いです。(環境配慮的にお叱りを受けることもあると思います。それに関しては深く反省し、お詫び致します。今回は、兵庫県で未来のことを考えるイベントという主旨から、多くの人と思いや考えを共有させて頂きたく下した苦渋の判断でした。ご理解いただけますと幸いです。)