TanidaMitsuharu

企画家・演出家株式会社SPOON代表慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 特別招…

TanidaMitsuharu

企画家・演出家株式会社SPOON代表慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 特別招聘教授大阪・東京に拠点を置く企画・演出をする会社”SPOON”を経営しています。https://www.spiceofcreation.com/

最近の記事

考えて、考えて、考えた。その先に。

本当に大変な時代だ。 この先、一体どうなるんだろうと思ったりして、不安に思っている人も多いと思う。私自身もそんな日々を過ごしていたのだ。 前回投稿したように、こんな時だからどうするべきかを徹底的に考えないといけないと思い、考える日々を過ごした。 来る日も、来る日も考え続けた結果。 一つの結論に至った。 今日はその話を。 先月の頭に弊社はプレスリリースを切った。 ここに至るまで話は、あるのだけれどもうすでにこのリリースからは1ヶ月が経ってしまった。やることが多過ぎ

    • 命より大切なものなどあるはずがない。

      皆さん。こんにちは。 谷田です。 先にお伝えしておくと、今日は真剣に書く。 その理由は、こんな私の経験でも誰かを勇気付けたり、諦めずに済むことがあるかもしれないと思ったからだ。決していい格好をするわけではない。そして、かなり長い文章になるという覚悟を持って読んでいただければ幸いである。その量、1万字だ。 また、ここの文章は、私個人が思う事であり、特定の団体や組織に対して忖度をしたものではなく、本当に私自身が今感じて、考えている事だと言うことは先に申し上げておく。途中で気分

      • 働き方改革という妄想に踊らされるな。

        リモートワークが働き方を変えるかどうかという議論は、ほんまにアホな話やなと思います。加えていうと、働き方改革ってよく言われるがその正体は一体何なのだろうか。 生き方と働き方。 ワークライフバランス(ライフワークバランス?知らんけど)とかいう言葉は、そもそもそんな言葉で商売をしようと思っている人たちが作り出した妄想に過ぎないのではないか?と日頃から思っている谷田です。 働き方と生き方は、おそらく同じだ。そもそも、仕事って何だ?仕事も働き方も人生の中にしかない。今日はそんなこ

        • 都市部集中の優位性崩壊時代の到来

          オリンピックの延期が決まったが、基本的に2020年は、このオリンピックのお陰で、私のライフワークというか人生をかけてやってる山下達郎さんのライブツアーがやれなくなった。 これが来年にオリンピックをやることになったら、2021年はどうなるのかな。それだけが気になっている谷田です。 ついに、私の前厄は、国民的行事であるオリンピックまでも延期に追い込んだ。本当に責任を感じています。(嘘) コロナ以前・以後で私たちの世界は『何か』が変わるような気がしている。 私は、その『何か

        考えて、考えて、考えた。その先に。

          眠れる獅子、目覚める時。

          皆さん、こんにちは。谷田です。 ご無沙汰をしておりました。 衝撃のイベントキャンセル事件から、その後、怒涛のその他のイベントキャンセルが押し寄せてきて、零細企業である我が社を火の七日間が襲った。 蒼い衣を纏いて金色の野に降り立つ者を待っていても、この谷に伝説の人は現れてくれない。 今回の一件で学んだことは、大きな問題が起こる前には必ず予兆があるということだ。私は、今年40歳。つまり前厄である。きちんとお祓いもせず、なんとなく過ごしていた日々が悔やまれてならない。 お

          眠れる獅子、目覚める時。

          新しい日々を始める前に。

          この度の一連の弊社企画のイベントが中止になったことに関して、多くの皆さんから励ましのコメントや、DMを沢山頂き本当にありがとうございます。 頂いたコメントの多くは「インターネットでの配信という方法があったのではないか?」というご意見もありましたが、「必ずリベンジをしてほしい」「気を落とさないでほしい」「次回開催になった際も必ず申し込みます」と言った内容でした。 本当に感謝しかありません。 今回の決定の後、兵庫県にも感染者が確認されました。前回の投稿でも書きましたがこの場

          新しい日々を始める前に。

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話6/3 続・完結編3

          まず、この場を借りて、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々におきましては、心よりお悔やみ申し上げます。今日この時も治療を受けられている方々におかれましては、1日でも早いご回復をお祈り申し上げますと共に、改めてお見舞い申し上げます。 今週末3月1日(日)に迫ってまいりました私たちの対談イベント。「落合陽一・新宮晋の対談『芸術を通じた人類の未来構想』においても、主催者の方で中止か、実施かの検討を続けていただいておりますが、今日現在この投稿を書いている段階では『中止

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話6/3 続・完結編3

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話5/3 続・完結編2

          皆さん、こんにちは。 新型肺炎のニュースが、とても心配です。 私たちの対談イベントにも大きく影響を及ぼしてきております。本日、イベントサイトでも『【お知らせ】新型コロナウイルス感染症への対応に関して』を公開しました。ご来場の際には必ずお読み頂き、ご来場いただきますようお願い申し上げます。 マスクの不足だけではなく、対談イベント本番時にご利用いただく手指消毒剤の不足。これらが入手困難なため対策を講じることが難しく、影響を及ぼしておりましたが、独自のルートで入手に成

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話5/3 続・完結編2

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話4/3 続・完結編1

          みなさん。 こんにちは。谷田です。 本当に大切なことは何かということを日々考える中で本当に大切なことを見つけれるはずだと常々考えています。(当たり前) 無事にリーフレットとポスターの配布を開始しましたが、ネットの拡散の仕方に慣れすぎていると、アナログな拡散が時間を要することに対し、臆病になってしまうなと実感しています。 前回の投稿で、947席と思っていたが兵庫県三田(さんだ)市総合文化センター「郷の音ホール」大ホールの驚異の収容力、974席。 ようやく遠くの霞の中

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話4/3 続・完結編1

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話3/3 完結編

          みなさん。 こんにちは。谷田です。 全世界の全ての人と、愛と平和をどうやったら分かち合えるかと考え続けることに人生を捧げてきました。(7割嘘。) 先日、情報解禁させて頂きました弊社が企画させて頂きました落合陽一・新宮晋の世紀の対談イベント『芸術を通じた人類の未来構想』に参加申し込みしていただきましたみなさん。本当にありがとうございます。 昨日、無事にリーフレットとポスターの配布を開始しましたので、これからまだまだ広まっていってくれることで、お申し込みが増えることを願い、

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話3/3 完結編

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話2/3

          みなさん。こんにちは。 谷田です。 芸術を通じて自分の存在証明をすることについて、人生の半分の時間を費やしてきました。(また嘘です。) 先日、情報解禁させて頂きました弊社が企画させていただきました『芸術を通じた人類の未来構想』たくさんの方々に参加申し込みいただきまして、ありがとうございます。しかしながら、開催場所となる兵庫県・三田市総合文化センター「郷の音ホール」大ホールは定員947名です。 947名のホールでの催事を入場無料で行うということ。 何を言わんとしている

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話2/3

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話1/3

          こんにちは。 谷田です。 アートって何だろうってことを、人生の7割くらいの時間をかけて考えてきました。(いきなり嘘) アーティストとクリエイターの違いって何だろうって議論は掃いて捨てるほど世の中に溢れています。アーティストはクリエイティブじゃないとやってられないだろうし、そもそも分けていること自体が間違っているのかもしれない。なんて思いながら生きているもうすぐ40歳の私です。 昨日、弊社が企画したイベントの告知をさせてもらいました。 誰も読んでないと思いますから、つい

          アートが嫌いだった僕が”アート関連”のイベントを企画するまでの話1/3

          2020年3月1日に、世界で活躍する彫刻作家 新宮晋×メディア アーティスト 落合陽一による対談イベント“芸術を通じた人類の未来構想”を兵庫県にて開催します!

          みなさん、こんにちは。 谷田です。 この度、弊社が企画しましたイベントをみなさんにご紹介させてください。 タイトルのまんまなのですが、私が敬愛している新宮晋さんと、同じく同世代でありながら間違いなく、日本を代表するアーティストの一人である落合陽一さんを、私と新宮さんの地元である兵庫県にお招きし、対談イベントが実現できる運びとなりました。 年齢差が50年と言う2人の対談イベントですが、両氏とも親交がある私がモデレーターとしてイベントを進行させていただきます。 世界からも

          2020年3月1日に、世界で活躍する彫刻作家 新宮晋×メディア アーティスト 落合陽一による対談イベント“芸術を通じた人類の未来構想”を兵庫県にて開催します!

          打ち合わせに必要な3つの力

          こんにちは。谷田です。 新年明けましておめでとうございます。 2020年が明けてしまいました。かつて、この2020年という年はクリエイターにとっては大きな意味を持つ一年になるだろうと言われてきました。 オリンピックです。 かつての私は、本気で自分が演出に関わると思っていて、色々なプランを用意していましたが、箸にも棒にもかからないので他人事にすることにしました。この悲しき思い出たちは、私の傷が癒えたらまた書こうと思います。 かつて5年くらい前に言っていた、演出のコアになる

          打ち合わせに必要な3つの力

          悪ノリは悪か。

          みなさん、こんにちは。谷田です。 今日は「ちゃんと」企画について書きます。 今日は、私が企画する上で、ついついやってしまいがちになる「悪ノリ」についてです。企画する者として駆け出しの若い頃は、「悪ノリの企画」が「面白い企画」と勘違いして、よく提案していたものでした。 今でこそ、この悪い癖は治って、だいぶん真面目に不真面目な企画を書けるようになりましたが、当時は「これ、おもろいっしょ!」って悪ノリ丸出しで企画を書いて出していました。(もちろん玉砕の歴史です) 皆さんにも

          悪ノリは悪か。

          KAITO 『Nokton』に寄せる。

          先日はKEN ISHIIのニューアルバムに寄せた投稿を行いました。僕のキャリアの中でもう一人外せない電子音楽家が居ます。HIROSHI WANABE aka KAITO。 先日、彼のKAITO名義での6年ぶりのアルバム「Nokton」がリリースされた。今日はこのアルバムに関してコメントを寄せたいと思います。 2人の出会い HIROSHIさんとの出会いは、私が20代の後半で、大阪ミナミにあるTRIANGLEというクラブ。私はVJとして参加したこのイベントにゲストアーティ

          KAITO 『Nokton』に寄せる。