子沢山
認知症の義母が通っている、デイサービスの介護士さんが好き。
連絡帳に、今日の様子を一言書いてくれる。
本人の言葉が「」で書かれていると、
(あー、お義母さん、言ってそう~)とその時の表情までが思い浮かび、ニヤニヤしながら読んでいる。
ある日
入浴後からキョロキョロする様子あり、「お腹へった」と小声で教えてくださったので11:20から昼食を提供しました。
バナナを一番に食べ、他のおかずも頑張って食べておられます。
別の日
ぬるめにしてお出ししましたが、味噌汁の具が「熱い」と油揚げを投げておられました。トレイの上に落ちたので、後からちゃんと食べておられます。
油揚げ投げたの忘れて、後から食べたんでしょ?
お義母さん、可愛いぞ。
細かく観察してくださり、訴えに早く対応してもらっていて、本当に有難いと思う。
そのまた別の日
入浴中、子ども様の話になり、「お子さんは何人ですか?」と聞くと、「男女合わせて7~8人いるよ」と自分で言って、「違うわ、6人やったかな」と笑っておられました。「あんたは娘に似てる」と頭を撫でてくださいました。
お茶吹いたわ。息子が2人やん。
「子供は7~8人、いや、6人」という数字も謎やし、「娘に似てる」という意味もわからんけど、この介護士さんが可愛くて、『娘みたいに思っている』と言いたいんじゃないか、と嫁は分析するよ。
私も聞いてみたーい。
「お義母さんって、子供何人やったっけ?」
「全部で?えっーと、9人。」
…増えとる。
子供みたいに思える人にたくさん囲まれて、お義母さん、幸せやね。