【夏の句】梅雨晴間 噺に酔いて漂いて
梅雨晴間 噺に酔いて漂いて 〈未芙美〉
初出= 『みふみのトーキョー 彩・時・記』@『ココログ』(2010/6/20)
『note』を始めた時、
「毎月17日には俳句を、31日(月末)には短歌をUPする、とかできたら嬉しいなぁ…」
などとぼんやり思っておりましたが。まったくできておりません(汗)。
思うに、生の落語を聴いていないからじゃないかなぁ、私が一番俳句を作るのは、落語会や寄席に行った後だもの…なんて責任転嫁してみたり。
これは、大好きな「柳噺研究会」という落語会に伺ったときの句。
会場は神社のお座敷で、柳家小里ん師、柳亭小燕枝師、五街道雲助師という、いぶし銀の師匠方と、柳家小菊師匠の三味線と唄、という…
“もう、なんにも考えずに、ただただ噺に浸りたい”という願いどおりの幸せな午後だったのです。
さて。
今の状況では、生の落語や三味に触れることはとても難しくて。
でも今日は、「#古今亭菊之丞でじたる独演会」の生配信で寄席囃子講座が・・・時間前にいそいそと梅酒を用意して、楽しみに待っておりました。
(どのくらい楽しみにしていたかというと、事前に宣告したにも関わらず、視聴中に隣でTVを観だした相方を部屋から追い出したくらい…我が家が今離婚するとしたら、「生配信視聴スタンスの不一致」という事になると思います…)
落語を聴き始めてから、一番好きな音楽がクラシックから寄席囃子になった私。
イベントホールに勤めていた頃は、舞台モニターと場内から流れてくる三味と笛、太鼓の音を浴びながら仕事をしていました。
先週末、PC作業をするタイミングで「#鈴本演芸場チャンネル」のアーカイブにやっと手をつけ、「出囃子や落語を聴きながら作業するのって、捗るなぁ」と改めて思った次第・・・もちろんお目当てが上がると、手は止まってしまうわけですが ^-^;
何だろう、身体に太鼓のリズムが”必要成分”として染みこんでいる気がします。
各種オンライン配信も楽しいのですが。
相方と「生配信離婚」する前に、早く生の寄席で、噺に酔える日が来ますように。。。