【一分間だけ】原田マハ
ずっといっしょにあるいてる?
ずっと一緒に歩いて行くよ。
久しぶりに小説を読んで、久しぶりに号泣。
泣いてぐしゃぐしゃになるほど、一人で涙。笑
小説ってなんだか読みきれなくて、苦手意識があったけど、いや、正直言うと今もある。だけどそんな中、唯一ファンになってしまった小説家が、原田マハさん(ファンと言っても、まだ3冊くらいしか読んでないけど)
ぐっと引き込まれる文章力にすっかり魅了されている。
最近は「自己成長」や「学び」の本ばかり読んでいたけど、たまに娯楽として読む本も、すごく好き。
小説は、娯楽以外のメリットも沢山あって、散歩や音楽よりもリラックス効果が高いという研究もあるみたい。リラックス効果、ストレス発散効果がある。
また、他人の人生を擬似体験できるので、楽しいし、人生をを豊かにしてくれる。
だから、たまには小説を手に取ってみようと思う。
話が逸れたけど、この本『一分間だけ』。
働く女性と愛犬の物語。動物ものは、やっぱり泣いちゃう。
最近、自分が愛犬をなくしたばかりだったから、余計に心に刺さった。
日々、社会に揉まれ、自分のことで精一杯で、本当に大切なものを見失いがちだったなと思った。それでペットを疎ましく思うときもあったし、自分が飼いたいって言い始めたのに、親に頼りきりだった時もあった。
でもやっぱり、お別れした時は、すごく悲しくて、つらい。色んな後悔と、感謝の気持ちが込み上げてくる
色々、重なって思い出して、さらに号泣…😭
最後は、前向きになれる、感動の本。
最後に、好きな一節を。
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「一分間だけ?そしたら、どうするの?」
一瞬の沈黙。
「君を抱きしめる」
次の瞬間、私は浩介の腕の中にいた。
風が吹く。夕日が落ちる。鳥たちが空を渡る。
その一分間に、世界は何一つ変わらなかった。
それなのに、すべてが変わった。
寝る前の1分間だけでも、自分を、大切な人をぎゅっと抱きしめてみよう。
そんなことを思えた一冊。
ではでは