明日、私は誰かのカノジョ
を、読んだ。最新巻の10巻。
この作品、個人的には萌ちゃんやゆあがメインはってた話しからが特に好きで今に至るわけだが、まずは萌ちゃんが再スタートを無事に送れているようで安堵の涙だ。我が推しの、ゆあは次いつ出てきてくれるのか。
さて、この作品を読んでいると身に覚えがあることが少なくなく、出来ればもっと早く出会いたかったとも思った。
お金は大事だ、お金は裏切らない。という話しが前半で出てくるが、これは本当にそうだ。かくいう私もかつて、決して高くはない手取りの生活にも関わらず、付き合っていた(と、思っていただけだったのかもしれない)相手に✕百万円を言うなれば貢いでいた。
あのときは、彼しかいないと思い込んでいたし、お金を拒んだら切り捨てられると思っていたのでお金の話しが出来なかった。
でも、お金のことが出た時点で逃げて良かったんだ。逃げたら良かった。そしたら✕百万円を注ぎ込むこともなかった。
結局、彼は共通の知り合いと結婚し離婚しまた私に接触し、私は愚かなので戻ってきてくれたことに喜び、でも、またお金の気配がした。
あれだけ注ぎ込んだのに、何も学んでいなかった。
そういう自分の身に起きたことを読んでいて思い出した。
そのときは、お金を注ぎ込む価値が相手にあると思っていた。錯覚。
宗教。私にとっては神様のような相手だった。
今巻で菜々美さんが宗教と仰っていたが、何だかよく分かる気がした。
自分にはこの人しかいないって、依存してのめり込む私が一番悪い。
でも、依存してしまう弱さ。
でも、別に今だって自分ひとりで生きていけているとは思ってない。
けれどそうではなく、依存してしまうと本当に立てなくなる。
昨日までどうでもいいと思っていなかったものが、彼を基準にして物事を見ると全てどうでもよく思えるし馬鹿らしく思える、こわさ。弱さ。
留奈ちゃんと隼斗君はどこに着地するんだろう。
個人的には留奈ちゃんは今の仕事をやめて、隼斗君とずっと平和な日々を送ってほしいのだが。
この作品を読んでいると、落ち着く。熱が冷めて冷めて、現実を今一度考えなければと思わせてくれる。
みんな、幸せになってほしい。でも、そもそも幸せって何なんだろう。
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