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目的なき服装ルールは危険がいっぱい



自治体や民間企業で服装ルールの緩和が進んでいますが、職場の服装ルールをなくしてしまうことについて、いくつかの重要な観点があると考えています。

第一に、服装規定は明確な目的があってこそ機能するものであるということです。例えば、外部との対面機会が多い業務に従事する職員は、相手に安心感を与えるプロフェッショナルなイメージを維持する必要があります。また、作業着に関する着用ルールといった安全性や衛生面から必要な規定もあり、それらは維持すべきものであるし、継続的に見直しをしていくものであると考えます。。

一方で、俗に言うブラック校則のように、過度に厳格なルールは職員のモチベーションや創造性を低下させる可能性があります。過去にはこんなルールも話題になりました。

特に近年は、多様な働き方や価値観を重視する傾向にあり、官民問わず柔軟な服装規定を採用する職場も増えています。

理想的な服装ルールとは何なのか。それは、業務の性質や文化に合わせたバランスの取れた規定なのではないでしょうか。例えば、

  • 式典では正装を心がける

  • 相手の性質や慣習に見合った服装を考える

  • 全庁カジュアルデーの採用など「みんなで渡れば怖くない」風土を作り上げる。

それ以外にも事例を挙げたらキリがありません。すなわち、これとこれを合わせればOKといったテクニックを伝える前に、服装がコミュニケーションやモチベーションに与える影響について、職場として共通の理解を持つことが重要です。

服装規定について、あなたの職場ではどんなルールがありますか?


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