横河電機管弦楽団の思い出
これは私がときどき書く、クラシック音楽オタクネタです。それでもよろしいというかたはどうぞお読みください。
ときどき、企業のオケがあります。企業の部活でしょうか。かつて、UFJ管弦楽団の記事を書きました。最後にはりますね。
私も企業のオケにいたことがあります。リコーのオケです。だいたい半分くらいが社員かその家族でしたが、私のような会社と無関係な団員もいました。
私の友人でも、現在、企業のオケに入ってやっている仲間はいます。NHKの社員オケとか。(NHK交響楽団と言いたくなりますけど、違いますよ。)
今回は、横河電機管弦楽団の思い出を書きます。かつて、友人が参加していたのです。20年近く前に、2度、聴いていると思います。
1回は、2004年5月29日のことです。あるとき、大学院のセミナー中に、オーボエの友人から電話がかかってきました。携帯電話やメールがまだ珍しい時代です。検索でなんでもでるようになっている時代でもありません。彼の質問は以下でした。モーツァルトの39番にオーボエはないよね?後半のチャイコフスキー5番だけであれば、出たいけれども。モーツァルトは指の早回しが嫌でさあ。
その通り、モーツァルトの39番にはオーボエは用いられていません。そのことをお返事しました。招待券をいただき、聴きに行きました。始まる前に曲目解説のおじさまがおられたことが印象的でした。
つぎの年も招待券をいただきました。2005年5月28日のことでした。この日のプログラムはいま、手元にあります。プログラムは、ドビュッシーの小組曲、ハイドンの交響曲第104番、フランクの交響曲でした。例のオーボエの友人はまた乗っており、フランクでコーラングレを吹いていました。おいしいソロがあります。私がフランクの交響曲を生で聴いた最初のときでした。のちにフランクの交響曲を生で聴いた機会はあと2回しかないと思います。2006年にあるアマオケ、そして、2009年にあるアマチュア学生オケです。私はフランクの交響曲を生で3回しか聴いていないと思います。プロのオケで聴いたことはありません。
まず、先述の、曲目解説の名物おじさまが亡くなっていました。残念なことです。追悼演奏として、レハールの「金と銀」が演奏されました。アンコールはマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲でした。
いま、検索しますと、横河電機管弦楽団は、2023年現在も続いています。私が聴いた2度の演奏会と、指揮者の先生も変わっていません。今年はブルックナーの6番をやるようです。がんばってもらいたいものです。
横河電機について知らなすぎるので、ちょっと検索してみました。
リンクをはります。
最後に、私が普段、これらの曲をどのように聴いているかについて、書きます。
モーツァルトの39番は、外山雄三指揮、仙台フィルのCDをいまだによく聴きます。
チャイコフスキーの交響曲第5番は、ひんぱんに聴く曲のひとつですが、おそらくこのころから、生で聴いていない曲です。やったことはないながら、降り番かつライブラリアンの経験があり、非常に不愉快な思い出があります。いずれ記事にするかもしれませんが、ぐちまみれの記事になるかもしれません。曲に罪はないです。とてもいい曲です。レオポルド・ストコフスキー指揮のいくつかの録音を楽しんでいますが、いまもっとも心をひかれる演奏は、ハリウッド・ボウル交響楽団の1946年のライヴ録音と、アメリカ交響楽団のライヴ録音ですかね。
ドビュッシーの小組曲は、フランソワ・ルルー指揮hr交響楽団のYouTubeをよく見ます。やったことはありませんが、あえて言いますと、「小舟にて」はフルートのレッスンでやりました。「小舟にて」のフルート版の録音としては、デボストやパユのCDをしばしば聴きます。
ハイドンの104番は、アダム・フィッシャー指揮オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団によるものをよく聴きます。ムラヴィンスキーの演奏もよいのですが、古いスコアを使っているようですね。
フランクの交響曲は、ストコフスキー指揮オランダ放送交響楽団の、ロッテルダムのライヴ、続いて同じときに録音されたデッカの録音をよく聴きます。ロッテルダムのライヴについては、友人のオランダ人が生で聴いており、彼はこの録音のCD化にも貢献しているようです。すばらしいことです。
「金と銀」「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」については、あまり聴かない曲です。前者にはあまりよい思い出がなく、後者は降り番の経験ならばあります。後者は先ほどのチャイコフスキー5番と同じころの思い出であり、あまりいい思い出ではありません。曲に罪はありません。
以上でした。ひたすらオタク話ですみませんでした。
最後に、UFJ管弦楽団の記事をはりますね。