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「人を愛すること」から見えた、今の私に必要なもの。


昨日、朝日新聞を読んでいたらふと目に留まった言葉があった。
歌人であり、細胞生物学者でもある永田和宏さんについての記事。

永田さんは10年前に最愛の妻である河野裕子さんをがんで亡くされた。
一人になって、周りは「時間が忘れさせてくれる」と声をかけるものの、違和感を感じる。

「忘れないで、何度でも思い出してやらんと。生きていてやらんといかん。河野のことを僕以上に知っている人間はいないんだから」

人は死んでおしまいではない。覚えていてくれる人がいなくなった時が本当の死だ、という考えはよく聞く。
愛する人の存在を無にしないために、自分が生きていないといけないと思う。そこまで愛せる存在との出会いを出来る人がこの世にどれだけいるだろうか。

そして愛する人を失ったときに改めてその存在の大きさに気づき、相手があってこその自分、と以下のように表現した。

そのひとの前だと自分のいいところが出てくる。
それが人を愛することなんだ。妻がいなくなり、しばらくして気づいた。




永田氏は互いにいいところを引き出しながら夫婦で時間を重ねてきたのだ。

私はこのように人を愛せているだろうか。
子どもに対しても、夫に対しても。そして愛されていると言えるだろうか。
残念ながら今は胸を張ってYESと言えない気がする。

どうしたらいいところを出せる人生が歩めるのか。
私なりに考えてみた。必要なのは相手への「感謝」・・・?
夫婦でずっと一緒にいると、一緒にいることが当たり前になってしまう。
そしてありがたみを忘れている。

急には難しいけれど、自分の行動は変えられる。
まず「感謝」を示すことから始めよう。


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一ノ勢さい子(二拠点生活を目指す人)
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