この身体は自分のものじゃない
そう考えたらたいてい上手くいきます。
「いやいや、この身体は自分のものでしょ!」
とあなたは思うかもしれません。
しかし、ここから、
めっちゃ大切なことを言いますけど
よく考えてみてください。
私たちが意識して動かせるのは、
身体のほんの一部だけ、筋肉だけです。
しかも、筋肉の中でも
骨格筋(こっかくきん)と呼ばれる
筋トレで鍛えられる部分だけ。
腸や心臓などの内臓も
筋肉でできていますが
こちらは自分の意思で
動かすことができません。
だから、人間の身体って
自分のものだと思っているかもしれませんが
その割には全然自由にできないんです。
これは、人間が命を維持するために、
自動的にコントロールされている
とも言えるので
それ自体は悪いことではありません。
だって、心臓を動かすのに
意識する必要があるなら
うっかり心臓を動かすの忘れてた
(で、死んじゃった)
みたいなことがあり得ますから(笑)。
だこら、これはこれで良い。
だけど、
パフォーマンスを上げようと思ったら、
この自動コントロールの部分を
自分でも多少はコントロールできないとダメで。
だから、車や馬と同じように
自分の身体は乗り物であり
その性能や特徴を十分に知って
乗りこなす必要がある、
くらいに思ってるのが
ちょうどいいんですよ。
そう考えると
これは自分の身体だと考えちゃうと
人は誰しも
「自分の身体だから何してもいい」
という考えになりがちで
食事がむちゃくちゃになったり
身体を酷使したりしちゃうもの。
そうならないためにも、
身体は
「生まれる時にお借りして
死ぬ時にお返しする」
くらいの感覚がちょうどいい
かもしれませんね。
で、本当に大切なのはここから。
パフォーマンスを上げようと思ったら
日々の習慣を変えるしかないですよね。
だけど、上手に変えていってあげないと
絶対にリバウンドしちゃって
最初よりも悪い状態になったりします。
せっかく頑張ったのに
それじゃもったいないです。
じゃあ、具体的にどうすればいいのか。
例えば、ダイエットの場合、
リバウンドせずに成功させようと思ったら
じわじわやるしかない。
なぜなら、
じっくりとゆっくりと変えないと
身体に気づかれちゃうから。
「身体に気づかれるってなんだよ」
って思いますよね(笑)。
この考えってめちゃくちゃ大事。
ここに辿り着くためには
先ほど言ったように
自分と身体を分離して考えることが
必要になるんです。
さらに詳しく説明すると
身体には
「ホメオスタシス」
という機能があって
これが変化の邪魔をしてくるんですよ。
ホメオスタシスとは
生命を維持するために
身体を一定に保つ働きのこと。
例えば、体温とか血圧とか心拍数とか
ちょうどいい範囲の中になきゃ死んじゃうものは
ホメオスタシによって
自動的にコントロールされてます。
だって、例えば体温が45℃になったり、
逆に、30℃になったりしたら
人間は死んじゃうので。
だから、そうならないように
コントロールしている。
その働きがホメオスタシス。
今までと変わろうと思ったら
このホメオスタシスに気づかれないくらい
ゆっくり変えなきゃならない。
体重を一気に落としたら
このままじゃ死んじゃうと
ホメオスタシに気付かれて
必ずリバウンドします。
そうならないように
うまくやろうよってこと。
例えば、短時間睡眠を目指すなら
1ヵ月に15分くらいのペースで
睡眠時間を減らすとうまくいきます。
なぜなら、それくらいの変化なら
ホメオスタシ的には誤差の範囲だから
見逃してもらえます。
「そんなにゆっくりやってられないよ!」
と思うかもしれないけど
そうしないと、身体に気づかれる。
身体はそういうのに気づいたら
必ず取り返しに来ます。
その結果がリバウンド。
けど、こんなにゆっくりのペースでも
1年間に睡眠時間を3時間短くできる計算になります。
しかも、このやり方はリバウンドしない。
(短時間睡眠には他の要因もあるので
計算通りに行くとは限りませんが)
パフォーマンスを上げる取り組みは
生涯続けるもの。
だから、リバウンドが最大の敵です。
あらゆる変化から
リバウンドしないためには
今回の話はめっちゃ大事になってくるので
よく覚えておいて下さいね。
もっと面白い話はたくさんあるけど、
長くなっちゃうので、
今回はここまでにします。
ひとまず、
「あなたの身体は自分のものじゃない」
「習慣を変えるならゆっくりと」
この2つだけ覚えておいてください。
というわけで、今回はここまで!
ありがとうございました!
P.S.
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