東北大生による震災10年を考えるプロジェクト

東日本大震災から10年となる今、一緒に震災について深堀りし、被災地の今を見つめ、これからの社会のあり方を考えてみませんか。https://sites.google.com/view/311tenth-tohoku/311tenth.tohoku@gmail.com

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東日本大震災から10年となる今、一緒に震災について深堀りし、被災地の今を見つめ、これからの社会のあり方を考えてみませんか。https://sites.google.com/view/311tenth-tohoku/311tenth.tohoku@gmail.com

最近の記事

「感謝」 今の日から震災を考えてみると、様々な支援があり、時として、タオルや歯ブラシ。防寒着、長靴などから伴走型支援活動や寄り添い型支援活動に変化しても継続活動に頭が下がります。私たちは支援活動している方々は恩人です。ありがとうございます\(^_^)/ やまもと語りべの会・渡辺様

    • 春のつづき

       暑くもなく寒くもなく、ただこすってもこすっても目がかゆい、前日をそのままコピーしたような日々の繰り返しであるながいながい大学の春休みの中にもこのかゆみのお陰できょうは予定がある、ということを思いながら春子は掛け布団をおもむろにめくってベッドを出た。腰の辺りが重くてだるい。周りのものすべてが表面に膜を張ったような、淡いようなかすんだような景色の中を壁伝いに歩いて洗面所へゆき、まぶたと眼球の間に水を入り込ませるようにして威勢よく顔を洗うと束の間、世界が明瞭になった。これならデジ

      • 地平線に向かって

         世界じゅうが混乱しているただ中で、年末の帰省をあきらめた。バイト先の人にそのことを伝えると、そうか少しさみしいねと言われて、こちらも年末年始の予定を尋ねてみたらば、犬の散歩かな、とのこと。犬には正月なんてないですからね、と言ったら、その人は笑って、そうだね、と言った。  否、犬だって季節が一定の周期でやってくることくらいはわかっているかもしれないけれど、やっぱり節目というものについては、理解できないのではないかと思う。マンションの部屋番号や文庫本のノンブル、車のナンバープ