![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154939011/rectangle_large_type_2_a4f46b19ffbba6e41949847816997858.jpeg?width=1200)
告白と救い、救いと告白。逆転のLilith|Halsey, SUGA 「Lilith (Diablo IV Anthem)」
忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。
そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミンユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミンユンギです。
Halsey、“双子”と認め合う存在
ミンユンギを「双子‐似たもの同士」と言い、お互いに交流する姿を見せてくれているのが米国のアーティスト、Halsey(ホールジー)。
2019年にBTSはHalseyをフィーチャリングに迎え、楽曲「Boy with Luv」を発表している(2019年4月12日リリース)。
このコラボレーションは、BTSが初めて招待され「Top Social Artist」賞を受賞した2017年の「ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)」で、BTSにHalseyから声をかけたことがきっかけだったとのこと。
それからBTSとHalseyの交流は続き、特にHalseyとミンユンギは歌詞のテーマや音楽性、“影にとらわれている”(メンタル・イルネス)状況での創作活動といった点で“似ている”と感じ合っていたよう。
そして、ついにはお互いを「双子」だと認める関係になったHalseyとミンユンギ。
(Halseyは1994年生まれで、ユンギは1993年生まれで、ユンギの方が1歳年上のようだが。)
2020年にHalseyは「MANIC(マニック)」というタイトルをアルバムを発表している。
「MANIC」は「躁状態」を意味する言葉。
Halseyは双極性障害であることを公表していて、“メンタルヘルス/イルネス”を題材にした作品を発表することが珍しかった当時にタイトル「MANIC」という作品を発表した行動などが共感を集めたとゆう。
そんな背景から、音楽的なコラボレーション以上に、‘魂レベルで深く繋がっている’と感じ合う二人は、一方が苦難に陥った時、もう一方が寄り添う存在になり、また一方が仄暗い部屋に閉じこもるような時には、扉の隙間を少しだけ開けてあげるような…楽曲制作のプロセスでそんなやり取りがあったのではないでしょうか。
HalseyとBTSのエンカウンター(遭遇)
●2017年5月21日|ビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)
・BTS:「Top Social Artist賞」受賞
・Halsey:「トップ・コラボレーション賞」「Top Hot 100 Song賞」受賞
※「Closer - The Chainsmokers ft. Halsey」にて
●2019年7月3日|BTS「Boy with Luv (feat. Halsey)」リリース
●2019年12月6日|Halsey「SUGA's Interlude」(Album「MANIC」)リリース
●2023年5月15日|SUGA|Agust D「D-DAY」@The Kia Forum
Halseyがゲストとして登場、「SUGA's Interlude」をパフォーマンス
![](https://assets.st-note.com/img/1726692083-VAGi0KB3CajtIZ9bTe85fdO2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726693700-Cr7dyobsPctKi4XAnU1L8WSR.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1726693795-PjMCRTv6e3qLhxyEoQsZW4B8.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1726693990-ZCl0g25jzWOrB49H6oKYIEVM.png?width=1200)
Halsey, SUGA 「Lilith (Diablo IV Anthem)」
そんなHalseyとユンギがコラボレーションした楽曲「Lilith」。
ユンギがコンサートツアー「SUGA|Agust D「D-DAY」」の真っ只中、2023年6月6日にリリースされた。
楽曲「Lilith」は、アクションRPG「Diablo IV」(Blizzard Entertainment)ののテーマソングで、ミステリアスでダークなゲームの世界観を表現されている。
「Lilith」は、ユダヤ伝承神話に登場する“夜の魔女”。
夜の魔女「Lilith」が悪魔の捕虜となっていた大天使「Inarius(イナリウス)」と出会い、‘悪魔と天使’という敵対する関係ながら恋に落ち、二人の逃避の地としてサンクチュアリ(聖地)が創造される。二人はサンクチュアリの創造主で…とゲームのストリーは流れていくとのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1726773350-bj4DUNWoqeRkA7G3EwZilT08.png?width=1200)
この、「LilithとInarius(悪魔と天使)」が、まったく逆の立場でありながら、共鳴し合い理解し合う関係になる。また、「LilithとInarius」はひとりの中に存在する二面性とも言え、相反する考えや感情が同時に沸き起こることの葛藤や苦悩…。これはそのまま「LilithとInarius」はHalseyとユンギであり、Halseyとユンギのそれぞれの中にも「LilithとInarius」が存在する、ということでは。
二人が出会うまでは、それぞれが置かれた場所でひとりで苦しんできたけれど、音楽が救い(=サンクチュアリ|聖域)となり、そこで共同作業をすることでお互いが癒されていく…。
あたかも、ゲーム「Diablo IV 」の世界とHalseyとユンギの関係は重なっているようで、「“双子”のよう」と感じ合えた時の“告白と救い”がそのままかのように楽曲「Lilith」に表されている…。
訳してみた。
Halsey, SUGA 「Lilith (Diablo IV Anthem) 」
冒頭からHalseyの告白が綴られる…。
自分自身を「破壊的で堕落している」と思い込み、常に葛藤の中にいる。
愛されることを望んでいるのに、ままならない。
欲すれば欲するほど、より多くを失い、自分自身を傷つけることになる。
途中、彼女の告白に呼応するようにユンギのラップが重なっていく、ドラマティックに。
![](https://assets.st-note.com/img/1726772982-tZX7Db6Q1I3dgxmY9wkBT40p.png)
顔を上げて、目に映るものだけを信じて、
ボクがこの地獄に戻って来たから。
ああ、ユンギ…。
辛い状況(地獄)に居続けなければならないとしても、目の前に信じられるキミがいる。
それだけで、救われるのだよ。
Lilith (Diablo IV Anthem)
![](https://assets.st-note.com/img/1726773195-iWtf9HUOhY07VywcmuDT15qI.png)
...と勝手なことを書きました。
「Lilith (Diablo IV Anthem) 」のここが好き、ここをこう読んだ、など
聞かせていただけると嬉しいです。ぜひコメントを、お願いします💙
X(旧Twitter)ものぞきに来てね。
https://x.com/i/communities/1496873333161598978