夢を引き寄せる「チキンヌードルスープ」|Chicken Noodle Soup (feat. Becky G)
忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。
待ち焦がれていた “約束の2025年”を迎えた数日後、ホビによるコンサートツアー『j-hope Tour 'HOPE ON THE STAGE'』開催が発表されました。
10月17日に転役してから4カ月半後には、ひとりでツアーを回るホビ。
本当に“計画のホビ”だし、アルバム制作やコンサートの企画、スケジュール調整や体調管理まで、ストイックに向かい合い独自の世界=Hope Worldの実現に今頃も励んでいることでしょう。
相変わらず自分に厳しすぎるよ、ホビ。
この、ソロでのコンサートツアーの計画はきっとずっと以前から考え続けていたんでしょうね。ユンギもソロツアーについて「どれだけ考え続けてきたと思ってるんだよ!(8年くらいずっと考えていたこと)」と言っていましたから、デビュー前からずっと曲作りや活動内容について話し合ってきたユンギとナムジュンとホビの3人はソロツアーの夢も “未来予想図” の一部として語っていたんでしょうか。
ホビがずっと温めていたであろう夢について。
触れているソロ楽曲は多いです。むしろ、2019年までに発表されたソロ楽曲のほとんどが、“出会って夢中になったダンスで成功する” ストーリーで埋められています。
Becky G をフィーチャリングに迎えた「Chicken Noodle Soup」も、ホビのレペゼン(自己紹介、自己表現)が盛り込まれています。
正直、「Chicken Noodle Soup」はいわゆる“バズらせる”狙いで作ったキャッチーで中毒性が売りの楽曲だと思っていたのです。
SNSでダンスチャレンジが話題になっていたとのことだったので。
ただ、追っかけ歌詞を読んでみると、しっかりとホビの原点である光州でのダンス仲間の話や、今に至ってもホビにとって(そしてアミにとっても)重要なキーワードになっている “neuron(ニューロン)” や “Hope on the street” が歌詞に含まれているのです。
●“neuron(ニューロン)”
ホビがデビュー前に所属していたダンスクルーの名前であり、アルバム「HOPE ON THE STREET VOL.1」に収められた楽曲のタイトル。
● “Hope on the street”
2024年3月29日に発表されたアルバムのタイトルになっている。
「HOPE ON THE STREET VOL.1」。
そして「Chicken Noodle Soup」では、はっきりと“大きなビジョン 描くプラン 夢を引き寄せる” と歌っているんですよね、ホビ。
2019年(「Chicken Noodle Soup」を発表した年)から、夢を引き寄せ続けていたんですね。
やはり“計画のホビ”です。
ちなみに「Chicken Noodle Soup」のオリジナルは、2006年リリースでヤング・ビーとDJウェブスターによるものとのこと。
ニューヨークの “ハーレム” をベースにしている楽曲らしく、だからこの曲をサンプリングしたホビとBecky Gとのバージョンには“ハーレム”というワードが埋め込まれているんですね。
なるほど、ですね。
ここであらためてみんな大好き「Chicken Noodle Soup」を読んでみましょう。