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お盆の過ごし方(4)|#好きな日本文化

曹洞宗|お盆の過ごし方(4)

「ご先祖様のお迎え準備」

8月13日の夕方、ご先祖様があちらからこちらへお戻りになるにあたってのお迎え準備。
まずは、こちらでのお住まいとなる「お仏壇」を掃除し整頓し「お盆仕様」にしつらえることです。

「お盆仕様」のしつらえは「盆提灯」を飾り、お供えには「平だんご」と「冷や麦(乾麺)」を。
「供花」に赤く色づいた「ほおづき」を選ぶのは、「ここが戻るおうちですよ」と目印に灯す「提灯」を模しているからと言われています(季節的に、新鮮なお花を用意するのは大変なので、天候に強い「ほおづき」が重宝されてきたというのが想像されますね)。

また、加えて、あちらからこちらの道中の疲れを癒していただくための「一服のお茶」を用意します。
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【曹洞宗 亀翁山 延命寺の「ご先祖様のお迎え準備」】

ご先祖様の旅疲れを癒すための「お茶(抹茶)」を、8月13日の参拝家にお配りしています。
8月13日の午前中、「お供え」として「平だんご」と「冷や麦(乾麺)」をお持ちいただいた際、お返しとして「一服のお茶」用の「お茶(抹茶)」とお菓子を差し上げています。
8月13日は、午前中にお墓参りを兼ねて「お供え」をご持参いただき、お帰りには「お茶(抹茶)」とお菓子をお持ち帰りいただきます。
そうすれば、夕方に「一服のお茶」とお菓子でご先祖様をお迎えできる、という段取りです。
昔からの習わしとは言え、よくできた手順ですね。

お渡ししている「一服のお茶」は、一杓一杓半紙に包んでいます。
これも、手仕事で、昔の薬の包みと同じ包み方で継承しています。
これらお寺の庫裏の大事なお盆準備なのです。

#好きな日本文化

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