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「BTS」成長の軌跡③2015-16年-沼にハマって感じてみた|23‐BTS新規ARMY活動記
「Dynamite」を踊る「BTS」が私のところにやってきて35日が経ちました
3/12(金)に「BTS」が私のところにやってきて35日。
自分が楽しいだけじゃダメなんですね。
「楽しんでいるのを見せるのは罪」的な思考回路があることを知りました。「楽しみたくても楽しめない人もいるから」「みんなのものだから、個人が楽しみ過ぎるのはよくない」ということらしいです。
うむ、やはりそれなりのお作法があるのか、、、。
ここでも「忖度」や「わきまえる」といったことが貼り付いているいるんだ、ということを知りました。難しいものですね
さて、冷静に「BTS」を見てみます。
ずっと疑問に思っていた「BTS」はどうやって世界中でセンセーショナルを起こしていったのか? について、です。
拡散の軌跡③
今回(拡散の軌跡③)では、「BTS」と呼ばれるようになる前「Bantan Boys」でどれほどキーワード検索されてきたか、を見てみます。
「BTS」は、正式には2017年に「防弾少年団」からグループ名を変えてています。
「BTS」はローマ字である種世界共通語になり得てるのですが、「防弾少年団」は、検索ワードとしては世界共通とは言えず、世界のさまざまな言語で表記が異なるので、2017年以前の(それ以降も)「防弾少年団」の検索ボリュームを顕在化しにくい、、、悩ましいところです。
※前々回(拡散の軌跡①)は、キーワード「BTS」で「すべての国」での検索を見てみました。
※前回(拡散の軌跡②)は、キーワード「BTS」で「米国」でどれほど検索されてきたか、でした。
2016年4月以前の「BTS(Bantan Boys)」
全世界的に、検索の着火(盛り上がるきっかけ)は、「2016年5月」にあったように見えます。
この「2016年5月」には、「2016 BTS LIVE <花様年華 on stage:epilogue>」のツアーがアジア10都市全14公演で開催されており、東南アジアを中心にGoogleキーワード検索が上昇を見せていました。
しかし一方で、「2016年3月」にはすでに話題(拡散)の下地(ガスだまり)が十分にあったのです。
「2016年3月」には、「ここ30日間で最もリツイートされた10のアーティスト」と「Forbes」が発表しています。
2016年3月に何が起こっていたか?
In Japan
・2016年3月15日、日本で「RUN-Japanese Ver.-」を発売。
・2016年3月22日、神戸で「BTS LIVE <花様年華 on stage>」振替公演。
In Dubai/budhabi
・2016年3月「BTS SUMMER PACKAGE IN DUBAI 2016」をドバイで撮影。
・2016年3月25日「Kcon 2016 abudhabi in Du Arena Dubai」出演。
K-Cultureフェスティバル「KCON 2016 Abu Dhabi」
中東初、世界最大級(当時)の「KCON」をアブダビ(アラブ首長国連邦)で開催。企画は韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」。
2012年から世界各地で開催。「BTS」は2014年に初参加(ロサンゼルス)。
ファンカム×アミボム
「KCON 2016 Abu Dhabi」の会場では、すでに「ファンカム(ファンによるスマホ撮影)」と「アミボム」が!
セルカ!(自撮り)
日本はTwitterユーザー数が比較的多く、またツイート量も多いと言われてきました。また、アブダビでは「BTS」のステージは撮影OKですから、この映像は次々とSNS投稿されていったことでしょう。
※参考|2021年1月時点「Twitterユーザー|国別ランキング」
(Leading countries based on number of Twitter users as of January 2021(in millions|statist)
Twitterユーザーが多い国で、米国に次いで日本は(約5千万人)、サウジアラビア(アラブ首長国連邦と隣接)は8番目に多い(1200万人)らしいですから、周辺国または同じアラビア語圏でのSNS拡散にはインパクトがあったのではないでしょうか?
加えて、とにかく彼らの「セルカ(自撮り)」のパワーが凄い!
ベッドで横になっている姿、寝起き風の顔、移動中の普段着、メンバーとのいちゃいちゃ。特段加工もせず、なんならほかのメンバーを隠し撮りした写真まで。共通のTwitterアカウント(公式)で、7人が7様の投稿をする。
もちろん公式なので、ミュージックビデオやアルバムのニュースやオフィシャルの画像や動画も並行してフィードする。
このミックス加減、カオス加減がそのまま「BTS」の魅力のパッケージ!
これらが相まって「Twitter上で最もリツイートされたアーティスト」になっていたのか、、、。
「Bantan Boys」のGoogle検索トレンドをみる
「Bantan Boys」と世界でどれほどキーワード検索されてきたか、を見てみます。
Googleで「Bantan Boys」が検索されたボリューム(傾向)です。
◎2013年4月~2021年3月|すべての国での「Bantan Boys」検索
※期間中のピークを指数100とした場合のトレンド
ピークは「2015年6月」、加えて「2015年11月」「2016年10月」に目立って検索量が高まっています。
2017年に「防弾少年団」からグループ名を正式に「BTS」にして「Bantan Boys」の検索は減っていますが、それでも引き続き「Bantan Boys」の検索は続いていますね。愛着があるんでしょうかね。
1.2015年6月|Bantan Boys
◎「2015年6月」に検索ボリュームが多かった地域
・インドネシア
★トピックス
The Red Bullet Tour
「BTS」の初の海外コンサートツアー。
2014年10月から韓国を皮切りに最初は最初はアジアの6都市(神戸、東京、フィリピン、シンガポール、タイ、台北)で開催。し、その後最終的には13か国の18都市で開催(80,000人の動員)。
追加されたのは、マレーシア、オーストラリア、米国(4都市)、メキシコ、ブラジル、チリ、タイ、香港。
2015年6月6日、マレーシアで「The Red Bullet Tour」公演を開催。
この「The Red Bullet Tour」は、インドネシアでは開催がなかったようですが、Google検索では「Bantan Boys」が検索検索されていた、ということですね。
「BTS」の海外公演(コンサート)の初期のころからインドネシアでは関心を集めていた、ということなんですね。
その頃の「セルカ(自撮り)」
2.2015年11月|Bantan Boys
★トピックス
2015 BTS LIVE 花様年華 ON STAGE
韓国および日本の横浜、神戸などで展開(3都市8公演)したコンサート。
11月には韓国で、つづく12月8-9日には「横浜アリーナ」2Days、12月2-27日に「神戸ワールド記念ホール」2Days。
その頃の「セルカ(自撮り)」
3.2016年10月|Bantan Boys
★トピックス
SHOW CHAMPION
MBC MUSICで毎週水曜日に放送されている音楽番組。
2016年10月19日「血、汗、涙」でチャンピオンソングに。
Mnet Asian Music Awards
2009年から始まったアジアの音楽アワード。2010年からは、韓国以外のアジアの国で開催しています。
2016年11月16日「2016 Mnet Asian Music Awards」開催。
「防弾少年団(Bantan Boys)」はベストアーティスト賞を受賞。
その頃の「セルカ(自撮り)」
2015年頃から、韓国がリードしてアジアの音楽祭を海外(アジアほか)で開催したり、韓国の音楽番組をほかの国で見られるようにしたりと、本当に「K-POP」を輸出し、エンターテインメント産業で国を盛り上げる、という積極的な活動が見て取れます。
また、他言語、異文化の国で支持されるための「スタイルづくり」が、「BTS」の7人によって具現化されていることもよくわかりました。
言葉や文化の壁を来られるもの、、、。
クオリティの高いパフォーマンス。
言語を超える表現力。
言語不要のチャーミングさ。
これらは、もちろん過去先人の成功と失敗の土台の上にあるものなのだけれど、それでもなお、さらなる高みに行けるチームワーク、壁を突破するだけの努力と犠牲、、、ああ素晴らしい。
Team Work Makes The Dream Work