夕焼けを見つめて、君は涙を流したね。
僕らの住む街はこんな顔もするのだね。
君を傷つけるものを僕は許さないけど、
何が君を傷つけているのかも僕は
わからない、わからないんだ。
君の見つめる先に、何があるのかな、
僕は君の見ている景色を探すけど
僕は君じゃないとわかってから、
何がどうして何をどうしていいのか
わからなくなったよ。
わからないことばかりだ、
いつか死んでしまう黄色い花も今は、
地面に凛と咲いているから
僕は余計に悲しくなって、
それなら夕日が沈むのを合図に
僕たちは永遠になれたらいいのに。
素直になれたら良かったのに。
傷付かないですむかもしれないのに。
君にはダメだなぁ、って思って
目隠しをしたくなる。
僕が合図をしたら、君は隠れて
遠くに隠れて、僕に見つからない様に
そっと逃げてくれたらいいのに。

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