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リーダーシップ:プレッシャーとエンパワーメント
組織の成功はリーダーシップの質に強く依存しています。リーダーは組織の目標を達成するために、しばしばプレッシャーをかけることが求められます。しかし、プレッシャーが高まると、チームメンバーは委縮し、自分らしさが失われる可能性があります。これを防ぐためには、リーダーはチームメンバーが自分のやりたいこと、目指すべきことに対するエネルギーを増やすことが重要です。
この思考モデルは、組織行動学者である三隅二不二のPM理論に基づいています。PM理論は、「パフォーマンス機能(P: Performance Function)」と「メンテナンス機能(M: Maintenance Function)」という2つの重要な機能を指摘しています。
パフォーマンス機能:プレッシャーの源泉
パフォーマンス機能とは、組織の目標達成に直接貢献する役割や活動を指す。リーダーは、この機能を高めるために、チームメンバーに対して目標を設定し、達成を求めるためのプレッシャーをかけることが求められます。
メンテナンス機能:エネルギーの源泉
一方、メンテナンス機能は組織の健全性と持続可能性を保つための役割や活動を指す。これには、チームのコミュニケーション、信頼の構築、メンバー間の協力などが含まれます。この機能が高まると、チームメンバーは自己のパフォーマンスと組織の目標達成に向けたエネルギーを増やすことが可能になります。
リーダーは、パフォーマンス機能とメンテナンス機能のバランスを取ることで、組織のパフォーマンスと健全性を同時に保つことが可能です。
パフォーマンスが上がらない組織は、数字を気にせず、マイペースすぎるきらいがあります。それは、ただの仲良し集団でプロとは言えないかもしれません。ただ、業績がいいからと数字が人格。のような文化を作ってしまうと、組織が疲弊します。両方、バランスよい環境をつくるのだと決めておくことは、自分の気持ちの安定にもつながります。
結論
リーダーは、組織の目標達成とメンバーの自己実現に向けて、プレッシャーとエンパワーメントの間でのバランスを見つける必要があります。
三隅二不二のPM理論は、このバランスを達成するための理論的フレームワークを提供します。プレッシャーを適度にかけつつ、チームメンバーのエンパワーメントを通じてメンテナンス機能を高めることで、リーダーは組織の成功に寄与することができます。
リーダーシップを深く学び、自己の成長と組織の成功を同時に達成するためにブログをフォローしていただけると嬉しいです。